【伝統行事を学び、カヌーを楽しみました】

「お天王さん」と呼ばれて親しまれている東湖八坂神社は、八郎湖の水が海へ流れ出る船越水道の東岸に位置し、旧天王・船越村の鎮守です。五穀豊饒・漁業安全を願う湖畔の社として古くからこの土地の人々から信仰を集めてきました。そこで秋田県第2回では、天王グリーンランドの鞍掛沼でのカヌー体験と、この神社にまつわる国指定重要無形民俗文化財「東湖八坂神社の統人行事」を学ぶ活動を行う事となりました！

【統人行事が奇祭といわれる所以に皆さん興味津々！】

潟上パークセンターで開催された講座では、秋田県文化財保護協会天王支部長の石川久悦氏を講師に迎え、統人行事について講習をしてもらいましたよ。行事で使う竹を運ぶ「お竹迎え」は、男鹿市脇本で竹を受け取り、徒歩2時間かけて八坂神社まで無言で納めないといけないとのこと。なかなかのハードっぷりに、みなさん興味津々で聞いていましたね。他にも東湖八坂神社が祀るスサノオノミコトのヤマタノオロチ退治の神話など、おもしろく勉強になる話が盛りだくさん♪♪

そして鞍掛沼で行われたカヌー体験では、まっすぐ進めなかったり、パドルを落としてしまったりと、最初はみんな大苦戦！

それでも次第にコツをつかみ、気持ちよく漕げるようになりました！！普段見ることのできない水上からの風景とあって、時間の許す限り自然と親しみましたよ(^^)

「統人行事のことを聞くことができてよかった」「初めて参加したけど、とても楽しかった。また参加したい！」と、参加者からうれしい感想をいただいた今回のトヨタソーシャルフェス。すべてのプログラムが終わり、お待ちかねのお昼ごはん。秋晴れの中で食べるご飯は最高でしたね☆参加してくださったみなさん、ありがとうございました！！

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【田沢湖のカヌー体験とクニマス未来館の見学で環境保全の大切さを学びました】

四季折々の景色が美しい田沢湖。その昔、酸性の玉川から水を引き入れたことにより絶滅したクニマスの子孫が山梨県の西湖で発見されました。今回は、なぜ玉川の水を引き入れたのか？なぜクニマスは絶滅してしまったのか？秋田県と仙北市で「クニマス里帰りプロジェクト」を発足しましたが、未だ強酸値が高く田沢湖への里帰りにはそうとう時間がかかること、これからの田沢湖再生に向けた取り組みなどを田沢湖クニマス未来館の見学やカヌー体験を通して学び、また環境保全について学んでもらいました！！

【クニマスとカヌーのこぎ方を学ぶ！】

当日は天気も良く風もないカヌー体験には絶好のコンディション！秋田パドラーズのメンバーからカヌーのパドルの持ち方などを習い、２～４人でいざ出発〜☆初めはおっかなびっくりでパドルを操っていた参加者のみなさんでしたが、自然と手慣れた手つきに(^^)

瑠璃色に輝く湖面の景色を眺めながら、みなさん自然と親しんでいましたよ。

また、田沢湖クニマス未来館では展示物や館長のレクチャーから田沢湖の歴史を学びました。78年前まで生息していたクニマスが、食糧増産や電源開発のため玉川の強酸性水が引き込まれ、絶滅してしまった話に参加者の皆さんはじっと耳を傾けていましたね。

【田沢湖を学んだあとはランチタイム♪】

すべてのプログラムが終了した後は、お待ちかねのランチタイム♪田沢湖を眺めながらのお昼ご飯は最高！！

他県出身の参加者は「田沢湖のクニマスの事は今まで知りませんでした。クニマスが西湖で発見されたのは奇跡。いつか田沢湖に戻る日が来てほしい」、また小学生の女の子は「今日はとても勉強になりました。クニマスの事をお友達にも伝えていきたい。」と語ってくれましたよ。参加してくださったみなさん、お疲れ様でした！！

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