どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
主催 中日新聞
かつて廃棄物処理用地として位置づけられ、名古屋市のゴミ埋立地計画が進められた藤前干潟。行政、市民が一体となってゴミ量削減に取り組み、美しい干潟は守られました。その後、世界各国から渡り鳥が訪れる藤前干潟は、2002年にラムサール条約の「国際的に重要な湿地」として登録。しかし現在も、漂着物や不法投棄などにより、貴重な干潟は危機にさらされています…。今回は、そんな藤前干潟の清掃活動を通して、都市に残された生き物たちのオアシスを後世まで残そうという取り組みを行いました!
名古屋ではしばらく過ごしやすい気候が続いていましたが、当日は最高気温が30℃を超える真夏日!それにも関わらず、集合場所の南陽工場には約230名の参加者が集まってくれました。藤前干潟クリーン大作戦実行委員会による、藤前干潟の希少性の説明の後、参加者は手袋をつけ、トングとゴミ袋を手に清掃スタート!
流木にまざって見つかるのは、ビンや缶などの生活ゴミ、タイヤやプラスチックケースなどの大型ゴミなど。「こんなものまで」という驚きの声が方々であがりました!
今回は約230名の参加者の多くを20代の若者が占め、楽しみながら清掃活動に取り組んでくれました♪♪男性の参加者がタイヤやプラスチックケースなど大きなゴミを積極的に抱えている姿も印象的でしたね。清掃活動の合間には、干潟で羽を休める渡り鳥や、蟹、ハゼなどの姿を見ることも。回収したゴミはその場で分別。ゴミ袋は283袋にもなりました!!
参加者からは「普段このような場所に来たり、清掃活動をしたりする機会はなく、貴重な体験になった。干潟だけでなく自分の心もきれいになった気がする」「ここまで大量のゴミが回収できるとは思わなかった。また機会があれば参加したい!」という声も。清掃後に堤防から見晴らす藤前干潟の姿は、ひときわ輝いて見えましたね(^^)参加してくださったみなさん、ありがとうございました!
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2005年に「自然の叡智」をテーマとした国際博覧会が、また2010年には生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開かれるなど、豊かな自然を誇る愛知県。トヨタソーシャルフェス第1回の会場となった愛・地球博記念公園は、そんな愛知県の豊かな自然を象徴する場所のひとつです(^^)広大な園内には希少な植物が多く生息し、県民の手によって大切に守られていますが、近年は外来雑草が多く生えている場所も少なくありません。そこで、自然に関する講義で学習したのち、参加者全員で園内の外来雑草の除去を行いながら、自然に対する愛情を養ってもらおうと、今回のプログラムを実施する事となりました!
当日は台風の通過が予測され、早朝から雨が降り始めるあいにくの天候…。対象地域の足場の悪さや参加者の安全を考慮し、自然講義を中心としたプログラムに変更されました。それでも雨模様の中、夏休み期間の小中学生や大学生、一般参加者約110名が続々と集合!そろいのビブスを身につけ地球市民交流センターに入ります。講師を務めたのは、生態学や野生生物の保護、調査を専門とし、環境プログラムや人材育成に力を注ぐネイチャークラブ東海代表の篠田陽作さん。まずは外来植物の駆除について「ブタナ」を例にとって、わかりやすく説明してくれました!!
さらにクイズを交えながら、日本に生息する植物の固有種の割合や特定外来植物を見つけたときの対処法などを解説。篠田さんは、「外来植物の駆除は365日、意識して取り組むことが大切」と締めくくりました。
フィールドでの外来植物駆除を楽しみにしていた参加者の皆さんも、いざ講義が始まるとメモを取ったり、クイズに対して親子で考えたりする姿が見られましたね。
講義後に感想を聞いてみると、「外来植物を見つけたらすぐに取れば良いのではなく、取り方や取るタイミングがあることは知りませんでした」「今までは植物を見てただ“きれい”と感じるだけでしたが、外来植物の場合は環境に影響を及ぼすことがあることを知りました」「日本の固有種が占める割合が40%と聞き、その少なさに驚きました」など、それぞれに新しい発見があった様子。この学びはきっと、それぞれの今後の活動へとつながっていくのではないでしょうか(^^)雨の中ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!!
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