どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
岐阜新聞社
大日岳を水源とする清流長良川の鮎は、2015年に世界農業遺産に認定されました。
一方で、環境汚染、乱獲などによる漁獲高減少などが問題になっています。コロナの影響で3年ぶりの開催となった本年のTOYOTA SOCIAL FES!!は、去る6月18日(土)の早朝、約140名の参加者とともに現地での清掃活動と鮎の放流を行いました。
梅雨に入ったばかりで天候の心配はありましたが、当日は川風が吹き涼しい日になりました。早朝から中学生の仲良しグループ、学生のペア、地元企業のチームの皆さんら多くの方に参加していただきました。TOYOTA SOCIAL FES!!の取り組みは、県の海洋ごみ対策の清掃活動ウェブページ「クリーンアップ岐阜~海まで届け清流~」のモデル事業ともなっており、専用のアプリから世界へ発信しながら活動しました。清掃後は鮎の放流。稚魚たちが元気に川を泳いでいく姿に歓声があがりました。
3年ぶりの開催となりましたが、親子での参加も多く見受けられました。父親と参加した小学生の男の子は「長良川をきれいにできてうれしかった。鮎の放流は楽しかった。」と笑顔で話してくれました。
また、中には2012年の第1回のクリーン作戦に参加をしていた方もいました。その時は、まだ小学生でしたが、現在は高校生に。「今後もぜひ参加し続けたい。」と元気に話してくれました。地元企業の団体で参加した若手社員からは、「多くの市民の皆さんの『長良川をきれいにしたい』という想いを感じました。来年もぜひ皆さんと活動したい。」という声が聞こえました。この他多くの方々が来年もまた参加したいと話してくれました。
最後に45L入りの袋をいっぱいにしたゴミを一カ所に集め、全員で記念撮影。その写真の前方には多くの子どもたちの笑顔であふれていました。早起きで大変そうだった子どもたちも、親子で清掃活動を体験、鮎の放流が終わるころには、少し誇らしい表情に変わっていました。地域の自然を守ることは、容易なことではありませんが、「守っている」という気持ちを実感していたようでした。また稚魚を放流しながら、長良川に新しい生命を吹き込んでいるという思いが、芽生えているようでした。その思いはきっと未来にもつながっていることを感じる1日でした。
◆主催:岐阜新聞社
◆後援:岐阜県、岐阜市、国土交通省中部地方整備局 木曽川上流河川事務所
◆協力:長良川漁業協同組合