どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
10年間で約9.6万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
京都新聞
【TSF!!2022】京都開催
乙訓地域は竹の里として有名ですが、近年、放置竹林が拡大しています。もともとはタケノコ畑だったものが、竹の需要減少や後継者不足などで手入れができずに荒廃し、景観や生態系などに影響を及ぼしています。9月17日(土)に長岡京市で開催したTOYOTA SOCIAL FES!!京都会場では、約80人が現地参加とオンライン配信で竹の生態や放置竹林の現状について学び、保全していくための活動を行いました。
今回のプログラムは竹に関する座学と、現地参加者は竹林整備活動、オンライン参加者は竹とんぼ作りを体験しました。座学では、NPO法人 竹の学校の稲岡理事長が放置竹林と竹林整備について解説。竹林は間伐による継続的な管理が必要です。人の手で整備していくことで、竹との共存を目指す活動をしているとお話がありました。
上の竹にロープをかけ、倒す方向をコントロールしながら根元をのこぎりで切り倒します。参加者同士で声を掛け合い、協力しながら取り組んでいました。切り倒した後は、枝を払い、約2メートルに切り分けていきます。竹の中は空洞ですが、切るにはかなり力が要ります。約1時間の体験でしたが、とても達成感のある活動になりました。オンラインでは、おとなりさんバンブーランドの村川さん、安藤さんが竹とんぼ作りを実演。オンライン参加の方も一緒に、事前に送付したキットで竹とんぼを作ってもらいました。
参加者からは「コロナ禍で自然と触れ合う機会が少なくなったので参加できてよかった」「竹を切るのは大変だったが、貴重な体験ができた」といった声が上がっていました。長岡京市にある竹林の半分は放置竹林というのが実状です。切り出した竹は、花を飾るポットやプランターとしても活用できるため、現地ではお土産として持って帰られる方もいました。放置竹林を整備するのと同時に、それをどう活用していくのか、ということも考えていく必要があります。今回の取り組みを通して「竹との共存」を考えるきっかけになればと思っています。
◆主 催:京都新聞
◆協 力:NPO法人 竹の学校、おとなりさんバンブーランド