どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
新日本海新聞社
6月23日、「TOYOTA SOCIAL FES‼2024」が鳥取県三朝町小鹿地区多目的研修会施設(バンビセンター)と同町神倉地区の山林で開催されました。カジカガエルが生息する三徳川源流域の清流と生息地を守るために活動する三朝温泉かじか蛙保存研究会(門木光明会長)と一般参加者ら計40人が、カジカガエルの観察や生態について学んだほか、苗木に取り付ける樹木タグを作成し、100本の苗木を丁寧に植えました。
あいにくの雨模様でしたが、家族連れや職場の同僚らと参加した40人が、県内外から同町を訪れました。一つ目のプログラム座学は、同町小鹿地区多目的研修会施設で行いました。同研究会の塩谷俊樹事務局長が、同研究会の活動説明やカジカガエルの特徴を映像や音声を交えながら解説。実際に三徳川に生息するカジカガエルとオタマジャクシを紹介すると、初めて間近で見る参加者は、その姿を食い入るように観察しました。
雨も落ち着き、同町神倉地区の山林へ移動した一行は、同研究会のメンバーから苗木を植える注意点や手順を確認し、作業に取り取りかかりました。1~2㍍程度間隔をあけて穴を掘り、その穴に苗木を入れ、苗木の根元が隠れるように肥料を混ぜた土を被せます。その後、苗が倒れないようにしっかりと手や足で固め、誤伐防止テープを巻き付けます。参加者らは、用意されたミズナラ、クヌギ(落葉樹)、アラカシ(常緑樹、2〜3年に1回落葉)の苗木計100本を約1時間かけて丁寧に植樹。「未来へつづけ」「大きくなあれ」「カジカガエルの鳴き声を聴いて三朝町のことが好きになりました」などと願いがつづられた樹木タグを苗木に添え、成長を願いました。
同研究会は、「森を守る事により川や海の自然を育む」というテーマのもと、過去27回の植樹活動を継続してきました。地道な活動が肥沃な土壌を作る植樹は、長期的に活動を継続しなければいけません。豊かな自然環境を後世に引き継いでいくために、今後も鳥取県の豊かな自然を守る意識を持つ多くの方々と連携し、この活動を続けていく意義を再認識しました。
◆主催:新日本海新聞社、三朝温泉かじか蛙保存研究会
◆後援:鳥取県