どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
下野新聞社
那須連山を源流とし、関東随一の清流といわれる那珂川。豊かな自然が残るこの川で、9月21日、「TOYOTA SOCIAL FES!!」が開催されました。前日の雨から一転し、青く晴れ渡った秋空の休日。参加者約100名は、淡水魚水族館「なかがわ水遊園」で那珂川に生息するアユや外来植物についての座学を受けた後、河川敷においてクリーンアップ活動を行いました。
那珂川をきれいにし、自然を守ることを目的とし、2012年から取り組んできたこのイベント。開催当日、参加者らはまず、会場に展示された3台のEVの給電実演を見学しました。その後、なかがわ水遊園内のおもしろ魚館ホールに移動。那珂川とアユの関係、アユの秘密などについての座学を受けました。今回、講師となってくれたのは、なかがわ水遊園の矢澤栞さんです。年間500万匹も獲れ、日本有数のアユの生息地となっている那珂川。流域はダムなどの構造物が少ないので稚魚が遡上しやすく、また、曲線が多い川の形状、水質の良さなど、アユの餌となる苔が生えやすい絶好の環境が整っているそうです。
座学を終えた参加者たちは、同園東側の那珂川河川敷で、クリーンアップ活動をスタート。ゴミ拾い班と、外来植物のアレチウリ駆除の班に分かれました。河川敷では、家族連れや友達同士などで、慣れない河原の石に足を取られ、草を掻き分けながらも、ペットボトルや空き缶などを拾っていました。また生い茂っていたアレチウリの駆除が進むと、見る見る土手がきれいになっていきました。
探してみると、河川敷ではたくさんのゴミが見つかりました。参加者たちは、「一人ひとりがゴミに気をつけないと」、「こんなに外来植物が生えてるなんてびっくり」と、環境保全の意識を改めて高めていたようです。約45分の清掃活動が終わると、軽トラックの荷台には、ゴミや外来植物が入った袋が山積みになりました。活動を終えた参加者たちは、那珂川あゆ街道推進協議会のメンバーが炭火でじっくり焼いてくれた、アユの塩焼きを堪能。「外で食べるアユは美味しい!」と、頭からがぶりつく子供たちも。みんな笑顔で那珂川の恵みを味わっていました。
◆主 催:下野新聞社
◆共 催:栃木県なかがわ水遊園
◆後 援:栃木県、栃木県教育委員会、大田原市、大田原市教育委員会
◆協 力:那珂川北部漁業協同組合
◆企画制作:下野新聞社ビジネス局