どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
秋田魁新報社
2020年、2021年の2年間、新型コロナウイルスの影響により秋田県内での開催ができなかったTOYOTA SOCIAL FES‼。県内では3年ぶりの開催となりました。参加者の皆さんには、カヌーを通して秋田の豊かな水辺の保全を人々に伝えている秋田パドラーズとともに、カヌー体験で自然と親しみながら、白瀬南極探検隊記念館で南極について学んでもらいました。
今回はにかほ市黒川の竹嶋潟と白瀬南極探検隊記念館を会場に開催。秋晴れのすがすがしい天候のなか、約100名の参加者が集まりました。参加者を3つの班に分け、竹嶋潟でのカヌー体験、白瀬南極探検隊記念館の見学、同館内でのビデオ学習を行いました。カヌー体験では、秋田パドラーズのレクチャーを受け、ライフジャケットを着用し、いよいよ水面へ。パドルを操りカヌーを動かす独特の感覚に、初めは四苦八苦していた参加者の皆さんでしたが、次第に慣れてくると右へ左へ楽しそうに動き回っていました。カヌーを降りる際「楽しかった!」という声があちこちから聞こえてきたのが印象的でした。
白瀬南極探検隊記念館では、にかほ市出身の南極探検家・白瀬矗による南極探検について、さまざまな展示資料の見学とビデオ視聴で学習しました。明治時代の末期、南極点を目指した探検隊の壮大な冒険、また白瀬自身の壮絶な人生について理解を深めた様子でした。また、記念館スタッフの方の計らいで、実際に南極で採取された氷に触れる貴重な機会にも恵まれました。
今回、カヌー体験で自然を楽しみながらも、探検隊の壮絶な冒険を目にしたことで、南極の吹雪のような厳しい姿もまた自然であることを学ぶ良い機会になったようです。参加者からは「自然の楽しさと怖さ、両方を知れてよかった」との声が聞かれました。自然と親しむことで、表裏一体の性質をさらに広めるような活動を今後もしていきたいと考えています。また、新型コロナウイルスの影響が残る中、無事フェスを開催できたことに感謝したいと思います。
◆主 催:NPO法人 秋田パドラーズ
◆後 援:秋田魁新報社、にかほ市