どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
岩手日報社
「TOYOTA SOCIAL FES!!~高松公園環境保全プロジェクト~」は11月5日、白鳥の飛来地、サクラの名所として知られる盛岡市の高松公園で開かれました。
岩手大の学生による再生可能エネルギー(再エネ)に関する学習会と、公園の清掃活動を通じて、市民ら約90人が身近な景勝地の環境保全や地球温暖化について意識を高めました。
学習会の講師を務めたのは、岩手大学環境マネジメント学生委員会の13人。大学や周辺地域の「環境」をより良くするために活動しています。参加者は、地球温暖化や国内の再エネの現状などについてクイズ形式で学んだ後、4班に分かれて小型太陽電池を使ったソーラーミニカー作りに挑戦しました。同大理工学部4年の渡辺夏七子さんは「難しい内容を分かりやすく伝えられるように工夫しました。地域の皆さんに地球温暖化を身近な問題として感じてもらうきっかけになればうれしいです」と手応えを感じていました。
高松公園は散歩やジョギングのコースとして市民に親しまれ、公園内の池には今年も白鳥が飛来しています。参加者は、公園の管理会社・寿広の皆さんの協力の下、赤や黄色に色づいた遊歩道の落ち葉やゴミを拾いました。家族で参加した矢巾町流通センターの会社員、村上淳さん(42)は「高松公園はいつ来てもきれいで、今日もゴミが少なかったです。温暖化や再生可能エネルギーについて学び、一人一人が意識していかなければならないと改めて感じました」と理解を深めていました。
冬場はスケートリンクとして利用されていた高松の池は、40年ほど前から氷上スポーツの利用ができなくなりました。温暖化の影響は私たちが暮らす地域にも広がっています。学生委員会は、環境問題をより身近に感じてもらうために環境教育や垂直軸型の風力発電機の製作などに取り組んでいます。省エネ・省資源チームのリーダー、佐藤匠真さん(農学部3年)は「地域の皆さんとのワークショップや風力発電機の紹介など、有意義な経験ができました。環境に対する意識が変わる一助になればうれしいです」と話し、活動の継続を誓いました。
◆主 催:岩手日報社
◆協 力:岩手大学環境マネジメント学生委員会