どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
山形新聞社
【TSF!!2022】山形開催
山形県は三方を山に囲まれ、県土の4分の3が森林という「緑の多い県」です。雨や雪の形で県土にもたらされた水は、森林に蓄えられた後、川を通って海に注ぎ、その過程の中で私たちにさまざまな恵みをもたらしています。9月10日、山辺町の「県民の森」を会場に開かれたトヨタソーシャルフェス「やまがた環境保全プロジェクト」は、水が形を変えながら森林、川、海へと循環する中で、今起きている問題点について解説する内容。40人が現地で、20人がオンラインで参加しました。
快晴の秋空が広がり、緑に囲まれた会場は、駆け出したくなるような開放感。最初のプログラムは「森林の働きや楽しさを学ぶ」です。森林は水や土を保持し、二酸化炭素を吸着し、多種多様な動植物を育むなど、多くの役割を果たしています。一方、人の手が入らなくなったことで荒廃し、本来の役割を果たせていない問題も生じています。「森にもっと関心を持って、親しんでほしい」。「楽しみ方」の一つとして、木材や木の実を材料としたオリジナルのペン立て作りにも挑戦しました。
続いては「海のごみ」を通して、環境保全のためにできることを考えました。海岸に流れ着くごみの7~8割は内陸部から出ており、プラスチックが大部分を占めます。水が森林から海に流れる過程で、ごみを運んでしまうのです。「海のごみを減らすには、陸にいる私たちが身近にできることをやっていかなければ」。「できること」の一例として、プラスチックを浮力で分別する実験も披露されました。
環境の中で姿を変えながら循環している水。その水を健全に保つことは、環境保全を考える鍵になります。そこで重要なのが、森林を健全な状態に保つこと。特に、人が手を加えた森林は、手を加え続けないと、健全な状態を保つことはできません。森に親しみ、適切に利用していくことは、山形県の恵まれた環境を保つことに直結するのです。参加者は、プログラムを通し、森林に親しむことが、環境問題の解決につながると理解を深めました。「山に遊びに行ってみたい」「木で何か作ってみようかな―」。参加した方々からは、このような感想が聞かれました。
主 催:山形新聞社
後 援:山形県
協 力:やまがた森林と緑の推進機構、美しい山形・最上川フォーラム、山形大学、JCC(山形大学ボランティアサークル)