どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
茨城新聞社
自然と親しみながら環境について考える「TOYOTA SOCIAL FES!!」。10月23日、県内各地から約120名が参加し、茨城県環境保全プロジェクトが行われました。
会場は全国から多くの観光客が訪れる大洗町の大洗サンビーチ海水浴場。参加者の皆さんは清掃活動や環境学習、クラフト制作などに取り組みました。新型コロナウイルス感染症の影響で、県内での開催は3年ぶりとなりました。
まずは4グループに分かれ、海岸の清掃活動を実施。約45分間、砂浜に流れ着いたゴミを拾い集め、グループ対抗でゴミの量を競いました。清掃活動の後は、目の細かい網を使い、砂に混じった大きさ5ミリ以下のマイクロプラスチックゴミの除去に挑戦。取り出したマイクロプラスチックを材料に、様々な色を組み合わせ、自分だけのオリジナルキーホルダーを制作しました。
キーホルダーのモチーフは、カメやクジラなど海で暮らす動物たち。実はプラスチックゴミの被害者です。エサと勘違いし、誤ってゴミを飲み込んでしまう動物たちが後を絶ちません。プラスチックに絡まり窒息死するケースもあります。さらに、プラスチックゴミが壊れてできるマイクロプラスチックゴミは、海洋汚染を引き起こし、河川や海洋の生態系を脅かす原因となっています。この日、制作したキーホルダーには「日頃から環境問題について考えてほしい」という想いが込められています。完成したキーホルダーを見て「魚やカメなどがゴミを食べて死んでしまうことが少しでもなくなってほしい」と話す参加者の姿が印象的でした。
一人一人が環境問題について考え、理解を深めた一日。活動の締めくくりとして、グループごとに話し合う時間が設けられました。参加者からは「体験型のイベントで楽しみながら参加できたので良かった」「マイクロプラスチックゴミが予想より多く細かかった」「子どもと海の生き物や海について考えてみようと思った」「自分の生活を振り返るきっかけになった」といった感想があり、楽しみながら環境について学んだ様子でした。次の世代に茨城の豊かな自然を引き継ぐため、私たちには何ができるのか。これからも一緒に考えていきたいですね。
◆主催:特定非営利活動法人 大洗海の大学
◆共催:茨城新聞社
◆後援:大洗町
◆協力:大洗サーフ・ライフ・セービングクラブ