どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
東京新聞
【TSF!!2022】東京開催
東京都で初めて「日本遺産」に認定された高尾山は、豊かな自然が息づく山。しかし、登山客の増加や気候変動などによって自然環境が変わりつつあるといわれています。10月9日に実施されたTOYOTA SOCIAL FES!!では、高尾山の歴史や自然、昨今抱える課題をオンライン形式で学び、未来のためにできることを考えました。
当日、山頂から高尾山の“今”をレポートしたのは、東京都高尾ビジターセンターのガイド・村上友和さんと環境問題に関心をもつ大学生3名・横浜国立大3年 村瀬悠さん、青山学院大3年 坂井雪音さん、中央大1年 島﨑恵茉さん。村瀬さんと坂井さんは8月にも一度高尾山に登り、村上さんから高尾山が抱える課題を学んでいました。冒頭でその時の様子を紹介。「鹿が増え、植物が食べられて減ってしまう可能性があることや、一部の登山客が植物を盗るなどマナー違反することで、希少な植物が少なくなってしまう。また、シソ科の植物『シモバシラ』の茎にできる美しい形状の『霜柱』を観察できる期間が以前より短くなった」。
次は村上さんによるガイドウォークを体験。長距離飛翔する蝶「アサギマダラ」を知り、ユニークな形のキノコ「ツチグリ」などを観察しました。「広葉樹などと共生するツチグリは、高尾山のような多様な樹木が生育する環境で育つ」と村上さん。また、高尾山には歴史ある寺院・高尾山薬王院があり、あらゆる殺生を禁じてきたため、生き物は大切に守られてきました。一行は森の人気者「ムササビ」の巣探しも楽しみました。
最後に、学生たちは学んだことを踏まえて同世代に伝えたいことを発表。村瀬さんは「高尾山は人間が守ってきた部分もある。今後も利用と保全どちらも大切にできれば」。坂井さんは「ここは山に棲む生き物たちの“お家”。そこに“お邪魔している”という配慮を忘れずにいたい」。島﨑さんは「高尾山は登る人によって見え方が変わる魅力ある山。感じたことをみんなでシェアしたい」。同じくイベントに参加したトヨタモビリティ東京の伊藤優子さんは「村上さんのような地元ガイドの話を聞くことで自然への理解が一層深まる」と語りました。高尾山の未来を守るためにも、今の高尾山を体験しに行きましょう!
◆主 催:東京新聞
◆共 催:東京都高尾ビジターセンター
◆協 力:Think the Earth