どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
新潟日報社
地域の自然環境をテーマとした環境活動を全国で展開するTOYOTA SOCIAL FES!!新潟県では 11月13日(日)、新潟市北区の福島潟で野外バードウォッチング体験が開催されました。
当日の天候は曇り。親子連れなど約100名の参加者が集まり始めた会場には、非常時給電機能を備えたハイブリッドカーのAQUAを展示。車のバッテリーでパソコンや音響設備が稼働する様子を、子どもたちも興味深そうに眺めていました。
開会式では、ビュー福島潟の佐藤安男さんが「10月にオオヒシクイやコハクチョウが福島潟に飛来しました。きょうは今の時期らしい福島潟の姿を見られると思いますよ」と話しました。その後も、関係者のあいさつに重なるように鳥のさえずりが聞こえてきます。「早く見においでよ」と鳥たちが誘っているようです。
福島潟は日本有数の野鳥の宝庫です。観察スポットでは、真っ黒い体をしたカワウが「くいの上で体を乾かしていますよ」と野鳥観察員が説明。「ウグルル、ウグルル」と鳴き声も聞こえてきます。参加者は飛び交うオオヒシクイや水面を動き回るマガモやコガモなどに双眼鏡を向けながら、オスメスの見分け方や餌について熱心に質問していました。そこへ冠をかぶったような黒いとさかが特徴的な水鳥・カンムリカイツブリが登場。餌を探しに何度も水の中に潜ります。「写真でしか見たことがなかったから、本物をみることができてうれしい」と、子どもたちは目を輝かせていました。
バードウォッチングの後は、ビュー福島潟のホールで座学の時間です。福島潟は冬の間220種以上の野鳥が生息すること、日本有数の生物多様性を誇ることなどが紹介されました。その後、新潟で越冬するハクチョウ家族の物語をスクリーンで視聴し、野鳥に関するクイズにも挑戦。カウンターを使って写真の鳥の群れを数える体験は、特に盛り上がりました。新潟には鳥屋野潟や佐潟など野鳥のすみかがたくさんあります。鳥たちが安心して暮らせるように、そして春になって渡り鳥が無事に飛び立てるように、そっと見守りたいですね。
◆主 催:新潟日報社
◆共 催:新潟市