どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
福井新聞社
【TSF!!2022】福井開催
6月25日、快晴の空の下、坂井市三国町の浜地海岸で「TOYOTA SOCIAL FES!!」が開催されました。美しいと評判の福井の海ですが、長年漂着ゴミや不法投棄などの問題に悩まされています。今回は、そんな海の現状を知り、福井の未来のために何ができるのかを考えていく活動です。昨年はコロナの影響でオンライン開催のみでしたが、今年は現地開催と併せてオンライン同時配信の実施となりました。
今年で9年目となるこのイベントでは、海について学ぶ講座とハマグリの放流、清掃活動が行われました。「越前松島水族館」の鈴木館長による海の環境講座では、「ビニール袋を飲み込んでしまったウミガメなどの生物が、衰弱した姿で漂着しているところが福井の海で何度も発見されている」など、実際に直面している問題を学ぶことで、参加者の環境への意識を高めていきました。
環境講座の後は、キレイな海でしか育たないといわれるハマグリを参加者全員で海へ放流。大きく育つことを願った後、浜辺の清掃活動に移りました。
いよいよ清掃活動がスタート。ビニール袋を片手に、ストローなどのプラスチックごみや木片などを丁寧に拾い集めていきます。砂浜を走り回る子どもや、拾ったゴミを見せ合う学生など、炎天下にも関わらず笑顔が絶えない参加者たち。ゼミ仲間と初めて参加したという大学生は、「子どもの頃から遊びに来ている、思い入れのある海水浴場なので、自分たちの手で守っていきたい」と汗を流していました。
最後に記念撮影を行い、この日のプログラムは終了。清掃前のキレイに見えていた浜辺にもたくさんのゴミが散らばっていましたが、帰路につく頃には、美しい景観へと変わっていました。参加者からは、「こんなに大人数でのイベントは久しぶりで楽しかった。来年も参加したい」「ウミガメなどの生物の現状が知れて良かった。これからは環境のためにも絶対に海にゴミを残さない」「細かいゴミが多かった。1人では気付けないことも、みんなで取り組んでいけば浜辺は必ずキレイになると思う」といった感想があり、楽しみながら環境への意識を高めているようでした。
◆主 催:福井新聞社
◆共 催:浜地里海を育てる会
◆協 力:越前松島水族館、浜地浜茶屋振興会、仁愛大学