どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
神戸新聞社
【TSF!!2022】兵庫開催
今回のTOYOTA SOCIAL FES!!会場となった甲子園浜エリアは、かつて全面埋立計画がありました。未来に磯浜を残そう、イソガニを守ろうと地域住民が立ち上がった結果、埋立規模が縮小し全長約2キロの砂浜と磯が残りました。今年度は、その美しい浜を守るため、みんなで清掃活動を実施しました。初めてのハイブリッド開催、リアルとしても3年ぶりの開催でした。
待ちに待ったイベント当日は、晴天に恵まれました。親子連れを中心に約240人(オンライン聴講の約20人含む)が参加。甲子園浜で活動するNPO法人「海浜の自然環境を守る会」が協力しました。開会式の後、参加者たちは約1時間にわたり海岸でのゴミ拾いに汗を流しました。集まったたくさんのゴミはヤマサ環境エンジニアリングが回収。
甲子園浜は戦前から海水浴場として親しまれた自然海岸です。1932年に阪神パークが開園し、水族館や動物園を備える「東洋一の遊園地」とうたわれました。1943年に飛行場を造るため軍に接収されて閉園し、跡地の約3割は戦後できた堤防に分断され、海中に沈みました。
ゴミ収集に続き、NPO法人「海浜の自然環境を守る会」の理事長で地元の歴史に詳しい前田文信さんが往時の甲子園浜を紹介し、干潮時には古代遺跡のように姿を見せる浴場跡や展望台跡などについて説明。その後の生き物観察会では、会のメンバーが海岸の生き物について解説しました。
今回のプロジェクトを通じ、自然を守ることの大切さを学んだ参加者たち。「岩の隙間に隠れたイソガニを『守る会』の人に手伝ってもらって捕まえた。いっぱい捕れてうれしい」「きょうはゴミ拾い、遺跡探検、生き物観察会に参加し、生き物観察会が一番楽しかった」「ゴミは家族みんなで頑張っていっぱい拾った。小さいゴミ(指で丸をつくって表現するくらいのサイズ)がいっぱいあって驚いた」といった声が寄せられました。地域のかけがえのない財産である甲子園浜を次世代に継承するため、これからもみんなで守っていきましょう!
◆主 催:神戸新聞社
◆共 催:NPO法人 海浜の自然環境を守る会
◆後 援:西宮市
◆協 力:ヤマサ環境エンジニアリング