どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
新日本海新聞社
【TSF!!2022】鳥取開催
「TOYOTA SOCIAL FES‼」が三朝町神倉地区の山林とオンライン配信と同時に開催されました。カジカガエルが生息する三徳川源流域の清流を守るため、広葉樹の苗を植えたほか、木々の役割について実験を交えながら学び、環境保全に対する意識を高めました。
心配されていた天候にも恵まれ、汗ばむほどの陽気となった10月2日、集合場所の三徳川に架かる恋谷橋脇の河川敷には、続々と参加者が訪れ、地元住民や親子連れ、学生ら約63人が参加しました。現地活動の参加者は、5台のマイクロバスで植樹会場まで移動し、三朝温泉かじか蛙保存研究会の塩谷俊樹事務局長の作業説明を受けた後、汗を流しながらクヌギやコナラなど苗木150本が大きく成長するよう願いを込め、一本一本丁寧に植えていきました。
三朝温泉かじか蛙保存研究会の門木光明会長は「森を守る事により川や海の自然を育む」というテーマのもと、26回の植樹活動を継続してきました。参加者らを前に、同会の塩谷俊樹事務局長は、これまでの活動とカジカガエルが生息する環境を守るためになぜ森林が必要なのか、葉っぱを用いた実験を交えて説明。参加者らは、葉を入れた条件が異なる3本のペットボトルに石灰水を入れ、植物が二酸化炭素を吸収する様子を調査。植物が持つ役割と活動を継続することの重要性を学びました。
現地活動を終えた参加者からは「毎年家族で環境問題を考える機会になっている」「豊かな資源や美しい自然を残すために必要な木。愛を込めて植樹した」といった声が上がっていました。
本年度も「カジカガエルの鳴き声が聞こえる豊かな自然環境を未来に残そう!」の目的のもと、県内外から環境問題に対する意識が高い多くの参加者が集まりました。保全に取り組む地元団体と協力し、これまでの活動成果や継続した植樹活動の重要性を知る座学もあり、より一層、活動が広がる機会となりました。また、公立鳥取環境大学の学生や親子連れが積極的に参加し、若者の情熱とエネルギー溢れる活動となりました。今後も鳥取県の豊かな自然環境を守る意識を持つ多くの方々と連携し、この活動を続けていく意義を再認識しました。
◆主 催:三朝温泉かじか蛙保存研究会
◆共 催:新日本海新聞社