どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
山陽新聞社
【TSF!!2022】岡山開催
新型コロナウイルス禍を乗り越え、3年ぶりに環境イベント「TOYOTA SOCIAL FES!! 2022~リサイクル学習プロジェクト~」が10月1日、岡山市南区藤田のコンケングループ・藤クリーンリサイクルセンターで開かれました。県内の親子ら約70人が参加し、産業廃棄物リサイクルの見学やコケ玉作りなどを通じ、環境を守るため行動する大切さを学びました。初のオンライン中継もあり、親子ら25組が視聴しました。
参加者はヘルメットをかぶり、リサイクル工程の見学へと出発。産業廃棄物を分別したり、粉砕したりと、素材や状態に応じて適切に処理し、再生砂や改良土、燃料、建材へと生まれ変わらせる各種施設を間近で観察しました。
案内役の藤クリーンの社員らから「ビルの解体で廃棄されたコンクリートを細かく砕いて建築用の砂として再利用する」「プラスチックには再生できるものとできないものがあるが、混ぜて捨てるとすべて埋め立てゴミとして処理するしかない」などと説明を受けながら、参加者は巨大なプラントや重機が稼働する様子に見入っていました。
植物の根を土で球状に包み、コケを張り付けて作るインテリア・コケ玉作りにも挑戦。きびの森植物園(岡山県吉備中央町)の藤岡成介マネージャーに教えてもらいながら、再生処理土と古畳のイグサを細かく砕いたものを混ぜた土で、シソ科の植物を包み、その上をコケで覆って糸で固定しました。岡野楓さん(11)=倉敷市=は「廃棄物を利用し、自然を表現できるのはすごい」と満足気に自作のコケ玉に最後の仕上げをしていました。
この日はほかに、最新のエコ技術を搭載した車両の展示や、車のバッテリーから家電製品へ給電する実演、ショベルカーなど働く車の試乗・撮影会もありました。参加者はさまざまな体験を通じ、環境循環型社会を目指す意味や、ごみを減らすキーワード・3R(リデュース、リユース、リサイクルの頭文字)について、理解を深める秋の一日を過ごしました。
◆主 催:山陽新聞社
◆協 力:コンケングループ