どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
中国新聞社
広島県の美しい自然を守ろうと始まった環境保全活動「TOYOTA SOCIAL FES!!」。今年は11月に「海と森を守る学びのプロジェクト」と題し、広島市安佐北区の里山にあるスポーツランドTAMADAで開かれ、家族連れを中心に47人が参加しました。
参加者は間伐材を使った丸太切り体験と環境保全についての講座、電源として利用できるトヨタのハイブリッドカー「アクア」のデモンストレーションを通じ、環境を守る大切さを学びました。
丸太切り体験は広島県内で切り出したスギなどの間伐材や、台風などの影響で倒れた木の一部を回収して活用。参加者は長さ約2メートル、直径10センチ前後の木をのこぎりで3~5センチ幅に切って、鍋敷きやコースターを作りました。やすりをかけて匂いを嗅ぐ参加者もおり「切り口はスイカに似た甘い香りがした」などの声が上がっていました。
講座は一般社団法人ふるさと楽舎(安佐北区)の馬場田真一代表が広島湾で回収した海洋ゴミを使って進めました。ペットボトルや弁当容器のほか、水田から流出したとみられる肥料のプラスチック殻を見せ「こんな物まで流されてきています」と伝えました。瀬戸内海の海洋ゴミの年間総流入量は約4500トンで、その66%が陸から流入していることや、ほとんどがプラスチックゴミであることなども話しました。環境保護のため、通常より少ないプラスチック量で作られた薄手のペットボトルなども紹介。社会の取り組みを知り、選ぶことの大切さを語りました。また、アクアのバッテリーを活用した実演では、照明や湯沸かし器、水をくみ上げるポンプなどを動かし、災害時などに電源として使う方法を紹介しました。
活動を終えた参加者たちは「次世代のためにできるだけゴミを捨てない生活をしたい」「これからも自然環境について学びたい」など、環境保全の大切さを感じていました。馬場田さんは「豊かな自然を未来に残していくために、現状を知って学び、正しいと思う物事を選ぶ力を付けてほしい。みんなで行動に移しましょう」と呼び掛けました。
◆主 催:中国新聞社、一般社団法人ふるさと楽舎
◆協 力:大林地区連合自治会、大林愛林会、スポーツランドTAMADA、パパフレンド協会