どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
四国新聞社
【TSF!!2022】香川開催
坂出市の沙弥島海岸は、2006年に環境省の「快水浴場百選」に選ばれるなど、毎年約2万5千人が訪れる人気のスポットです。一方で海岸に流れ着くゴミは多く、定期的に清掃活動が行われています。10月29日に開催した「TOYOTA SOCIAL FES!!」には、現地とオンライン配信の両方で約100人が参加。秋晴れの下、海岸の清掃活動などを行い、地域の自然の大切さを体感しました。
まず同市の万葉会館で「かがわガイド協会」の森田桂治事務局長が海ゴミの現状について説明しました。県内では約150トンものゴミが海岸に漂着。その7割が街から出たもので、海を漂い世界中の海洋生物に悪影響を及ぼしていることを紹介しました。そして海ゴミを減らすためにできることを参加者同士で話し合い「街のゴミを拾う」「プラスチック製品をなるべく使わない」などの対策を発表。森田さんは「友達や家族など海が好きな仲間を増やし、環境保全に努めてほしい」と呼び掛けました。
講座の後は海岸に移動して、実際にどんなゴミが漂着しているかを観察、回収しました。一見きれいに見えていた砂浜も砂をすくうと、肥料カプセルや人工芝の破片など、5ミリ以下の微小なマイクロプラスチックがたくさん隠れていました。参加者は数の多さに驚きの声を上げながら、一つ一つ丁寧に回収。浜辺を歩いて、ペットボトルや発泡スチロールの破片などの大きいゴミから、カキ養殖用パイプなどの小さいゴミまで拾い集めました。
マイクロプラスチックについて詳しく知らなかった参加者が多く、イベントを通してゴミに対する意識も変わったようです。香川大創造工学部4年の中道海さんは「マイクロプラスチックは他の海岸にもたくさん落ちていると思う。積極的に清掃活動に参加したい」と話し、同大経済学部4年の大城ひかるさんは「ゴミは小さくなると回収しにくい。日頃からゴミを出さない、大きいうちに拾うことを意識したい」と誓いました。生活ゴミを減らすことが海を守ることにつながる―。みんな日々の生活を見直すきっかけになったのではないでしょうか。
◆主 催:四国新聞社
◆後 援:RNC西日本放送
◆協 力:かがわガイド協会