どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
長崎新聞社
【TSF!!2022】長崎開催
長崎県は全国有数の海洋県。豊かで美しい海は私たちの自慢です。ところが近年、海の元気がなくなっているそう。原因は「海の砂漠化」。海藻が生えない「磯焼け」が各地で進んでいるのです。そこで長崎県のTOYOTA SOCIAL FES!!では環境保全に取り組む専門家や地元漁師さんたちに話を聞いて、海の中で何が起こっているのか学びました。
10月16日、長崎市伊王島のホテルに約70人の参加者が集まりました。感染症の影響で3年ぶりの開催となった今回はオンライン配信併用。活動の様子をリアルタイムで全国の約14人の参加者に届けて、時間を共有し想いを1つにしました。講演では、地上から見ているだけでは気付けなかった海のリアルや、藻場の保全・再生のための取り組みなどを教えてもらいました。
続いては砂浜の清掃活動。伊王島海水浴場にバスで移動します。観光地として知られる美しい砂浜には台風の影響でたくさんのゴミが打ち上げられていました。そんな光景を見たみんなは、早く拾いたくてウズウズ。講師によるレクチャーが終わると一斉に清掃活動スタート! まず狙うのはプラスチック類。拾いながら「これが自然に還るには450年もかかるんだ」と参加者。先ほどの講演で学んだことです。小さく砕けたものは拾うのに一苦労。でも生き物の誤飲や誤食を防ぐために積極的に拾っていきます。「リサイクルすれば資源なのに…」と残念がる声も聞かれました。
作業終了後、集まったゴミは36袋分。砂浜はすっかりきれいになりましたが「もっと拾いたい」という人も。その気持ちこそ大事なのだと講師の皆さんは言います。藻場減少の一因に私たち人間による海洋汚染があります。今日の講演と活動を通して、海を汚したくないという気持ちが強くなりました。藻場の再生は私たちには難しくても、回復した環境を維持するためにできることはあるんだ、そう感じた1日でした。
◆主 催:長崎新聞社
◆協 力:特定非営利活動法人NAGASAKI SEA-PARA NET、一般社団法人長崎県漁場整備開発協会、西彼南部漁業協同組合伊王島本所