どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
10年間で約9.6万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
宮崎日日新聞社
【TSF!!2022】宮崎開催
宮崎の自然を象徴する青い海。太平洋に面し、南北に長い海岸線が続く宮崎の砂浜はアカウミガメの産卵地として知られ、多様な海洋生物たちが生息しています。海を舞台にした今年のTOYOTA SOCIAL FES !!は8月6日、宮崎市のみやざき臨海公園サンビーチ一ツ葉で開催。オンライン配信もあり、約100人がマリンスポーツと清掃活動を満喫しました。
水圏環境や海の生態系の講座では、宮崎海洋高校の教諭が海中の植物プランクトンは光合成によって大気中の酸素の70%を作り、二酸化炭素を海底に閉じ込めるなど、地球環境の維持に貢献していることを説明。アカウミガメをはじめ、クジラや魚など海洋生物の体内からプラスチック片が見つかっていることや資源の乱獲、海洋汚染など、人間が生態系を脅かしている現状も紹介。「温室効果ガスを減らすためにできることを積み重ね、豊かな海を次の世代につなげていこう」と話しました。
青空の下、カヌーとスタンドアップパドルボード(SUP)を体験。インストラクターから乗り方を教わった参加者たちは思い思いに海上を漕いで進み、自然を肌で感じとって気持ちよさそうでした。
ビーチのゴミ拾いは全員で行いました。釣りが趣味という宮崎市田野町の親子は「いつも楽しませてくれる海の保全に少しでも貢献したい」。家が近く、時々ビーチを清掃するという専門学校の留学生は「初めてのSUPは気分爽快。ボランティアもできて最高に楽しかった」と笑顔を見せました。
最後に集めたゴミを前に記念撮影。一見きれいに見える砂浜も歩いてみると、ペットボトルや漁具、放置された花火などが散乱していました。海外から漂着したプラスチックゴミもあり、「世界の海はつながっていることを実感した」という女子高校生たちも。「洗剤は適量で使ったり、節電やマイバッグ、マイボトルの使用を心掛けたり、地球温暖化防止へできることを実践したい」と話してくれました。
「海の豊かさを守ろう」。食やレジャーで楽しませてくれる海は、私たちが思っている以上に身近で大切にしなければならないと、一人一人が誓った一日となりました。
◆主催:宮崎日日新聞社、マリンパークス
◆協力:宮崎県立宮崎海洋高等学校