どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
山形新聞社
河川敷や海岸などの水辺に散乱するゴミは美観を損ね、環境にも悪影響を与えます。プラスチック系のゴミは川から海に流れ出して海を汚染します。海のゴミの7割は陸上で発生したものだといわれ、陸上のゴミを減らすことが海の環境をも守るのです。
10月29日、寒河江市の最上川ふるさと総合公園で行われたTOYOTA SOCIAL FES!!は、競技形式のゴミ拾い「スポGOMI」を行った後、庄内浜で集めたマイクロプラスチックを使ってキーホルダーを作る―というものです。県内各地から約100人が参加しました。
スポGOMIは集めたゴミの量と会場内で行ったクイズの解答、歩数に応じて与えられるポイントで成績を競うもの。10班に分かれて競技を行いました。吉本興業の〝山形住みます芸人〟ソラシドのお二人も参加しました。
広い公園の中は一見、ゴミなど落ちていないようにも見えましたが、物陰を探すとたばこの吸い殻や弁当の空き容器などが見つかりました。川の近くには流れ着いた農業資材などの〝大物〟も。制限時間内にかなりのゴミが集まり、依然行われているポイ捨て行為に参加者たちは眉をひそめました。続いてのキーホルダー作りでは、いろいろな色のマイクロプラスチックを貝殻に並べて模様を作ります。しかしこれらも、元をたどれば私たちが出したゴミ。楽しいながらも考えさせられました。
ソラシドの水口靖一郎さんは「マイクロプラスチックを魚が食べたりすればかわいそう。それを考えれば、今日参加したのは自分のためにも良かったと思う」、本坊元児さんは「ゴミは『持ち帰るかきちんと捨てる』という意識を再確認しました」と感想を語りました。二人はトークショーで「山形県の県民性は素晴らしい。このままでいいので、もっと誇れる山形になってほしい」と言いつつ、軽妙な話で笑いを取っていました。
山形の誇りの一つが自然環境。参加者たちは母なる川・最上川のほとりで一日の体験を振り返りながら、環境保全の大切さをかみしめました。
◆主 催:山形新聞社
◆後 援:山形県、寒河江市、寒河江地区かわまちづくり協議会
◆協 力:美しい山形・最上川フォーラム、ふるさと公園管理運営企業体JCC(山形大学ボランティアサークル)、山形大学生協学生委員会、吉本興業