どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
山梨日日新聞社
富士山は今年、世界文化遺産登録10周年の節目を迎えました。信仰や芸術の源泉として古くから日本人に愛されてきた霊峰は今や世界の宝。富士山と、それを取り巻く豊かな自然を後世に引き継ぐのは今を生きる私たちの責務です。そんな富士山を間近に望む忍野村で7月9日、自然に親しみ美化に取り組む「TOYOTA SOCIAL FES!!」が行われました。
山梨県での同活動は今年で10年目を迎えます。今回の活動には県内の大学生ら約90人が参加しました。世界遺産・富士山の構成資産である忍野八海周辺の自然に親しもうと、参加者は散策しながらゴミを拾う「美化ウオーク」に出発。清掃終了後、周辺に自生する植物や木の実などを材料にした「森のメッセージボードづくり」にも挑戦しました。
美化ウオークでは、量は多くはなかったものの、所々でタバコの吸い殻や釣り糸、軍手などが見つかりました。山梨学院大3年の清水利志さんは「空気が澄んでいて気持ちが良かったです。世界遺産富士山と周辺の自然を守りたいとあらためて感じました」と決意を新たにしていました。
メッセージボードづくりは村内の「森の学習館」で行いました。参加者は講師から材料となる木の実などの説明を聞いた後、触って感触を確かめたり、においを嗅いだりしながら、真剣な表情で作業に打ち込んでいました。忍野小6年の鈴木珠実さんは「忍野村の自然がもっと好きになりました」と話していました。
きれいな自然の中を歩く心地よさや、身近にある自然の奥深さを体感した今回の活動。参加者の多くが「市街地に比べてゴミが少なく驚きました」と話すなど、地域住民が富士山の自然を守ろうと日ごろから清掃に励んでいる効果も実感していました。参加者は自作した思い思いの森のメッセージボードに加えて、「小さな努力を積み重ねる意識」と「自然への愛着」も「活動のお土産」として持ち帰ったようでした。
◆主 催:山梨日日新聞社・山梨放送
◆共 催:忍野村、忍野村教育委員会、忍野ユネスコ協会、富士山をきれいにする会