どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
北日本新聞社
富山県は県土の3分の2を森林が占めています。その豊かな環境は、多様な動植物を育み、きれいな空気や水など多くの恵みをもたらしてくれます。しかし、昨今、林業従事者が減少し、管理の行き届かない森林が増えています。
美しい富山の森に触れ、森づくりの大切さを学んでもらおうと、TOYOTA SOCIAL FES!!2023が9月10日(日)、富山市東黒牧(大山)のインテック大山研修センターと富山国際大学で開催されました。
まず、インテック大山研修センターで、ネッツトヨタ富山の村上幸雄取締役部長が開会のあいさつをし、このイベントが地域の未来をつくる環境活動であることを紹介しました。
続いて富山県フォレストリーダー協会の岡山重憲会長から「森林の様子と働き」のテーマでレクチャーを受けました。岡山会長は、森林の働きによって地球が守られている仕組みについて説明し、それを維持するためには「我々が意識して積極的に木材を活用し、林業を盛り上げることが必要」と参加者に説きました。
次に富山国際大学の森林では、同大学の教員や学生とともに、多様な樹木を観察し、木の種類によって二酸化炭素の吸収量が異なることを学びました。フィールドワークの成果をもとにクイズに答えた参加者は、「難しかったけどたくさんの樹木を発見できて楽しかった」、「森にはこんなにいろいろな種類の樹木があると知って勉強になった」などと笑顔で話しました。この後、センターに戻り、今度は木工体験に挑戦しました。木を切ったり、穴をあけたりして、鳥の鳴き声に似た音を出すバードコールを完成させました。
MCとして吉本興業のお笑い芸人「ものいい」の2人もイベントに参加しました。氷見市在住の吉田サラダさんが「氷見の里山も手入れされていない箇所が多くある。まずは現状を知ること、興味を持つことが大切」と語ると、相方の横山きよしさんも「今日はそのいいきっかけになったはず」と話しました。
富山の美しい森に触れること、そしてそれらが私たちの生活にどれほどの恵みをもたらしてくれているのかを正しく学ぶことが、次世代にこの自然環境をつなぐための第一歩です。まずは自分ができることから始めてみませんか?
◆主催:北日本新聞社
◆後援:とやま環境財団
◆協力:富山国際大学、富山県フォレストリーダー協会