どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
北國新聞社
千里浜海岸は、羽咋市から宝達志水町にかけて延びる、長さ約8キロの砂浜海岸です。日本で唯一、世界でも珍しい、車で走行できる砂浜で、千里浜なぎさドライブウェイの名でも知られています。マリンスポーツや海水浴のメッカでもあり、石川県民の憩いの場です。そこで今年のTOYOTA SOCIAL FES!!では、千里浜海岸の環境保全につながる活動を実施しました。
開催は9月23日。家族連れや若者ら約70人が能登千里浜レストハウスに集まりました。開会式後、まずウッドストラップづくりが行われました。参加者は小さな穴の開いた木材と4個のビーズに糸を通し、輪を作ってストラップ用の金具に結わえます。最後はサンドペーパーで木材を磨き、完成。「ランドセルに付けて学校に行きたい」と参加した小学生がうれしそうに話してくれました。
続いて、楽しいクイズ形式でキャンプ教室が開かれました。石川県キャンプ協会のメンバーが、「カミナリが鳴って雨がふりだしたので大きな木の下で雨宿りをした」など、野外レジャーの際に遭遇しそうな四つの事例をフリップで出題。行動が適切か、適切でないかを聞きました。子どもたちは、○や×に組んだ手を勢いよく挙げて回答し、正解すると満面の笑みに。その理由や野外活動をするときの注意事項も親子で学びました。
そして、キャンプ教室終了後、参加者は砂浜へ移動し、千里浜再生プロジェクト実行委員会メンバーから、千里浜海岸の成り立ちと現在直面している課題、その対策方法などについて説明を受けました。
千里浜海岸では近年、砂浜の侵食が問題となっており、様々な保全・再生策が官民を挙げて実施されています。実行委員会メンバーの言葉に参加者は真剣な表情でうなずき、貴重な財産を後世に残していく大切さを感じていたようです。海岸保全に関する説明後は、砂浜の清掃へ。参加者は家族ごとに別れ、心地よい浜風の中でゴミ拾いに取り組みました。閉会式では「砂浜がきれいになった」「自然環境を美しいまま維持していく意識を今後も持ち続けたい」などの声が聞かれ、ハイブリッド車の「クラウン」を電源とした防災給電の説明も併せて行われました。
◆主 催:北國新聞社
◆協 力:千里浜再生プロジェクト実行委員会、石川県キャンプ協会