どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
中日新聞社
楽しみながら自然を守るという想いのもと、2012年にスタートした活動TOYOTA SOCIAL FES!!が今年も開催されました。会場となった名古屋市港区の藤前干潟は、「国際的に重要な湿地」として、2002年にラムサール条約に登録された場所です。参加者らは清掃活動を通じ、貴重な自然の宝庫で生命のつながりを感じ、環境保全について考えました。
開催当日の10月1日(日)は、時折小雨がぱらつくあいにくの天候の中、大学生や家族連れなど約120人の参加者らが藤前干潟に集まりました。受付を済ませた参加者たちの中には、展示された藤前干潟の紹介パネルを熱心に見入る姿や、水素を使って走る次世代環境車MIRAIを囲み、災害時の活用にも期待が高まる給電訴求に耳を傾ける様子も見られ、自然環境に対する意識の高さが感じられました。
開会式では、藤前干潟クリーン大作戦実行委員会の坂野氏から、生態系を脅かすマイクロプラスチックについての説明も。ゴミ袋に加えて、小さなゴミをすくうちり取りやスコップを手にした参加者が干潟に散らばりました。
友人と共に参加した大学生は「新聞の募集記事を見て、子どもの頃に家族でこのイベントに参加したことを思い出したんです。大学生になった今、改めて社会の役に立てればと思い、友人を誘いました」と10年ぶりの活動に意欲満々。また「普段のデートはもっぱらショッピングですが、今日はゴミを拾いに来ました」と笑う大学生と専門学生のカップルも。「想像以上にゴミが多くて驚きました。プラスチックの利用をもっと減らしたい」と話しました。
およそ1時間に及ぶ清掃活動を通して、弁当の容器や空き缶、ペットボトル、プラスチック片、中には衣類や鉄くずなど、ゴミ袋約90袋分もの多種多様なゴミが回収されました。参加者からは「マイクロプラスチックは細かすぎてすごく集めにくかったです」、「初対面の方ばかりでしたが、環境を守ろうという意識をみんなで共有できたことに意義があったと思います」などの感想が聞かれました。
清掃を終えた藤前干潟には、どこからともなく集まってきた多くの水鳥たちの姿が。美しくなった水辺で、心地よく羽休めをしているようでした。
◆主 催:中日新聞社、「なごや環境大学」実行委員会、藤前干潟クリーン大作戦実行委員会