どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
新日本海新聞社
6月25日、TOYOTA SOCIAL FES‼が三朝町高橋地区の山林で開催され、カジカガエルが生息する三徳川源流域の清流と生息地を守るため、植樹活動を行いました。
同日は、同町小鹿地区多目的研修会施設(バンビセンター)でカジカガエルの観察や生体について学んだほか、公立鳥取環境大学の学生EMS委員会がプラスチックゴミ問題をテーマに座学を行い、環境保全に対する意識を高めました。
カジカガエルの鳴き声が響く恋谷橋に早朝から続々と地元住民や親子連れら70人が集まりました。1つ目のプログラム・座学では、三朝温泉かじか蛙保存研究会の塩谷俊樹事務局長が、活動説明や生体の特徴をクイズを交えながら解説。実際に三徳川に生息するカジカガエルも紹介しました。初めて間近で見るその姿に、参加者からは驚きの声が上がっていました。
また、公立鳥取環境大学の学生EMS委員会の5人が、プラスチックゴミ問題をテーマに発表を行い、日常的に実践できるゴミの削減案を発信。参加者と一緒にカジカガエルのふる里・三朝や自然を守る意識を高めました。
2つ目のプログラムは、同町高橋地区の山林で行われた植樹活動。苗木を植える順序や注意点を確認し、作業に取り掛かりました。参加者は、3種各40本と同町の賀茂保育園の園児が育てたドングリ8本を加えた計128本の苗木の成長を願いながら、約1時間かけて丁寧に植樹。「小さな力だけれど5、10年後に木が育ち、環境が守れていたらいい」「初めての経験で大変だったが、大きくなった姿を見に、また三朝に来たい」と活動を振り返りました。
三朝温泉かじか蛙保存研究会(門木光明会長)は、「森を守る事により川や海の自然を育む」というテーマのもと、過去26回の植樹活動を継続してきました。地道な活動が肥沃な土壌を作る植樹は、長期的に活動を継続しなければいけません。
今回、公立鳥取環境大学の学生や親子連れなどが積極的に参加し、若者の情熱とエネルギーがあふれる活動となりました。豊かな自然環境を後世に引き継いでいくために、今後も鳥取県の豊かな自然環境を守る意識を持つ多くの方々と連携し、この活動を続けていく意義を再認識しました。
◆主 催:新日本海新聞社、三朝温泉かじか蛙保存研究会
◆後 援:鳥取県