どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
山陽新聞社
環境保全について学ぶ体験型イベント「TOYOTA SOCIAL FES!! 2023~おかやまの未来のためにできること~」が9月30日、岡山市の岡山城一帯で開かれました。岡山県内の親子連れや学生ボランティアら約90人が参加し、美化活動を展開。また、歴史や環境学習を通じ、自然豊かなまちを未来に残すため、ゴミを減らす取り組みの必要性を再認識しました。
「令和の大改修」を経て昨秋、リニューアルオープンした岡山城。岡山を代表する観光地で、市民らによる清掃活動も盛んな一方、そばを流れる旭川にはゴミがたまる「ホットスポット」があることも知られています。参加者は岡山城を発着点に、旭川河川敷や後楽園周辺を巡り、空き缶やペットボトル、落ち葉などを約1時間にわたって丹念に拾い集めました。
活動後、岡山城の学芸員が城の歴史を紹介したほか、海ゴミ削減を目指すプロジェクトを担当する山陽新聞記者による環境学習が行われました。記者は、瀬戸内海の海ゴミの約7割が陸から排出され、河川や用水路を通って流入している現状を説明。「近年は、微細化したマイクロプラスチックが、人体へ蓄積され悪影響を及ぼす懸念が指摘されています。岡山のためにできること、知ることから始めましょう」と呼びかけました。
岡山大学3年田口玲奈さん(20) は「上流から流れてくる川ゴミが多く、一人一人の意識が大切だと思った。いろんな世代の人と一緒に活動できて良かった」と話していました。
このほか、プラグインハイブリッド車のバッテリーから電気製品へ給電し、お湯を沸かすデモンストレーションや、二酸化炭素の排出量が少なく環境にやさしい次世代自動車の展示もありました。気候変動による自然災害が増える中、防災の観点から外部給電ができる車種に関心が高まっており、学生らが熱心に見学していました。日中の厳しい暑さが残る中、参加者は、現在の岡山のまちの原点となった岡山城一帯で、歴史を振り返るとともに、多彩な体験を通じ、ふるさとの豊かな環境を守るため、一人一人ができることを改めて考えた一日になりました。
◆主 催:山陽新聞社
◆協 力:環境部ECOLO、ノートルダム清心女子大学