どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
宮崎日日新聞社
日向灘に面する一ツ葉海岸はアカウミガメの産卵地としても知られています。今年のTOYOTA SOCIALFES‼は8月26日、「海で遊んで海を知る!」をテーマに、宮崎市のみやざき臨海公園サンビーチ一ツ葉で開催しました。家族連れや学生など40人が海の環境や生物についての講座とマリンスポーツを通して海に親しみ、ビーチのゴミを拾いました。
地球上の水の97.5%は海水で、気候を穏やかにしてくれるという海。宮崎海洋高校教諭による講座では、海の生態系を支えるプランクトンは光合成によって二酸化炭素を体内に閉じ込め、自ら深海に沈み地球環境を整えてくれていることを紹介。実習でとれた深海魚の体内にあったスリッパやプラスチックゴミを見せ、「海の生き物が地球環境に警鐘を鳴らしている」として「生き物を苦しめるゴミや油を海に流出させないことを考えたい」と訴えました。
海上ではカヌーとスタンドアップパドルボード(SUP)の体験も。インストラクターから乗り方を教わり〝出航〟。SUPに挑戦した専門学校の留学生たちは「風と波に揺られて最高に気持ち良かった。海が大事なのがよく分かった」と笑顔を見せていました。
最後に全員でビーチを清掃しました。流木や漂着物をよく見ると、小さなプラスチック片やビニールが絡んでいるのに、参加者たちも驚いた様子。親子3人で参加した宮崎市の小学生は「みんなでゴミを拾ったらウミガメさんや魚さんたちもうれしいと思う」と汗を流しました。
食やレジャーで楽しませてくれる海は、思った以上に身近で大切な存在と感じた参加者たち。3年ぶり2回目の参加という中学生は「ゴミやマイクロプラスチックが深海にまで到達していて驚いた。ゴミを拾うのはもちろん、ゴミを出さない努力をしたい」と話します。
マイバックやマイボトルを使ったり、洗剤や柔軟剤の適量を考え、きれいな水を流したり…。自転車やエコカーの利用、アイドリングストップ、節電、「海のエコラベル」付きの水産物購入など、海の豊かさを守るアクションについて向き合った一日となりました。
◆主催:宮崎日日新聞社、マリンパークス
◆協力:宮崎県立宮崎海洋高等学校