どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
山形新聞社
海のゴミの約7割は陸上で発生したものだといわれています。そして海や川など水辺に散乱しているゴミのほとんどはプラスチック系のもの。プラスチックは自然の中で分解するのに長い時間がかかるので、蓄積して環境に悪影響を与えます。細かく粉砕されたマイクロプラスチックは海の生物だけでなく、人体にも悪影響を及ぼすとか。プラスチックゴミの散乱をなくすことが環境保全のために求められています。
10月26日、寒河江市の最上川ふるさと総合公園で行われたTOYOTA SOCIALFES!!は、競技形式のゴミ拾い「スポGOMI」を行った後、思い思いのデザインのエコバッグを作る―という内容です。県内各地から約70人が参加。スポGOMIは集めたゴミの量と会場内で行ったクイズの獲得ポイント、歩数のポイントなどで成績を競いました。
最上川に沿った広い公園の中はきれいに整備され、一見するとゴミなどないように思えます。しかし物陰や草の中などをかき分けて探すと、空き缶やペットボトル、吸い殻などが見つかりました。中にはまとめて捨てられている場所もあり、参加者がまゆをひそめる場面も。また最上川は7月の豪雨で大きく増水したため、その影響で流された農業資材などが川のすぐ脇の木に引っかかったりしていました。わざと捨てたものではありませんが、放置すれば問題です。もちろん、きちんと回収し適正に処理しました。集まったゴミは31・7㌔に上りました。スポGOMIの後はエコバッグづくりのワークショップ。無地のバッグにクレヨンやスタンプなどの画材を用いて思い思いの模様を描いていきました。「海の生き物」「花模様」など、環境を思い起こさせるような図柄が多いようでした。
山形県は面積の76%が最上川の流域で、最上川は人々の暮らしと密接な関わりを持っています。流域に多くの人が住んでいるにもかかわらずサケやアユが生息できる河川環境を保っており、このことは山形県民の誇りです。しかし一方で、ゴミなどによる汚れが景観を損ねていることも事実。豪雨災害の後などは汚れが目立ってしまいます。海岸や海の汚れにつながっているのも事実です。参加者の一人は「川や海を汚さないよう気を付け、ゴミがあったら拾うようにしたい」と話していました。参加者にとって今回のイベントは、自らの行動を省み、変容するきっかけになったようでした。
◆主 催:山形新聞社
◆後 援:山形県、寒河江市、寒河江地区かわまちづくり協議会、ふるさと公園管理運営企業体
◆協 力:美しい山形・最上川フォーラム、山形大学生協学生委員会、山形県学生環境ボランテイア(やまカボ・サポーター)、山形トヨタ、山形トヨペット、トヨタカローラ山形、ネッツトヨタ山形