どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
茨城新聞社
自然と親しみながら環境について考えるTOYOTA SOCIAL FES‼。10月20日、家族連れや仕事仲間、ボランティアグループなど幅広い年代の約100名が参加し、茨城環境保全プロジェクトが行われました。会場は那珂川の河口付近に架かる海門橋周辺。橋の下では、上流から流れ着いたゴミが散乱していました。参加者のみなさんは清掃活動や環境学習などに取り組みました。
参加者は、普段からこのエリアで活動するライフセーバーの指示に従い、5つのグループに分かれて壊れたプラスチックの植木鉢やビン、食品のトレーなどのゴミを拾い集めました。約1時間分の清掃で集めたゴミの総重量は100キロに達しました。拾いきれないくらいのゴミの量とプラスチックゴミの多さに参加者は驚いた様子でした。清掃活動の後は海門橋近くの願入寺に移動し、環境について学んだ後、海の生き物をかたどったキーホルダーを制作しました。
キーホルダーの材料には、微細な海洋ゴミ「マイクロプラスチック」を使用。型にプラスチックを並べて樹脂で固め、カメやクジラなどのキーホルダーを制作しました。海の生き物はマイクロプラスチックを食べて命を落とすこともあり、キーホルダーには「環境問題を自分の問題として考えてほしい」という思いが込められています。環境について学んだ参加者は「イルカなどがプラスチックを食べて死んでしまうのは悲しい。(今日の活動で)海がきれいになってうれしい」と手ごたえを感じながらも、海洋ゴミが生き物に与える被害に思いを巡らせていました。
次の世代に茨城の豊かな自然を引き継ぐため、私たちには何ができるのでしょうか。環境問題への理解を深めるには、まず現状を知ってもらうことが大切です。今回の活動を通して私たちの身近な場所にも多くのゴミがあることを学び、そのゴミをどうすれば減らすことができるか考える「きっかけ」にしてほしいと思います。これからも私たちの手で茨城の自然を守っていきましょう。
◆主 催:特定非営利活動法人 大洗海の大学
◆共 催:茨城新聞社
◆後 援:大洗町
◆協 力:大洗サーフ・ライフ・セービングクラブ、願入寺