どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
下野新聞社
那須山麓を源とし、関東随一の清流といわれる那珂川。豊かな自然が残るこの川で、10月5日、今年で11回目となる「TOYOTA SOCIAL FES!! 2024」が開催されました。朝から青い空で暑いかと思いきや、なんと午前に降らずに済んだ秋の休日、事前応募にご参加者約100名は、淡水魚水族館「なかがわ水遊園」で那珂川に生息するアユについての講学を受けた後、那珂川にてクリーンアップ活動を行いました。
2012年から取り組んでいる、環境保全を目的としたこのイベント。開催当日、参加者は会場に展示されたアリウスの給餌実験を見学したり、なかがわ水遊園内のおもしろ魚館ホールに移動し、アユと那珂川と私たちについての座学を受け付けました。今回、座学を担当してくれたのは、なかがわ水遊園の岡村恭英さんです。年間500万匹も繁殖されるという那珂川のアユ。流域はダムなどの構造物が少なく、アユやサケなどが遡上しやすい、魚に優しい川だそうです。曲線が多い川の形状、ま た透明度の高い水質など、アユの餌となる苔が生えやすい環境が揃っているとか。
座学を終えた参加者たちは、同園東側の那珂川河川敷でクリーンアップ活動をスタート。関村さんは「ゴミはどこから来たのか、誰が使っていたのか、想像しながら拾ってみてください」とアドバイスをしてくれました。河川敷では慣れない河原の石に足を取られ、草を掻き分けながらも、家族連れや友達同士などで、ペットボトルや瓶などを拾っていました。土手では、クズやアレチウリといった外来植物の駆除にも汗を流していました。
一見しただけではきれいな河川敷も、歩いてみると結構なゴミが見つかりました。参加した子供たちは、「増水した跡にはたくさんのゴミが残っていた」、「サンダルやサッカーボールなど、ゴミもいろいろでびっくり」と、たくさんの発見があったようです。約45分の清掃活動が終わると、軽トラックの荷台には、ゴミや外来植物が入った袋が山積みになりました。活動を終えた参加者たちは、馬頭高校や水産試験場のスタッフが炭火でじっくり焼いてくれた、焼きたてのアユの塩焼きを堪能。「アユを初めて食べた」という子供たちも多く、笑顔で那珂川の恵みを味わっていました。
◆主 催:下野新聞社
◆共 催:栃木県なかがわ水遊園