どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
上毛新聞社
TOYOTA SOCIAL FES!!は今年で11回目。これまでの11年間で活動に参加したのは、約10万千人。今回(10月5日)は、昨年に引き続き高層湿原が魅力の赤城山覚満淵周辺での開催予定でしたが、雨天のため近接の体育館での開催となり、県内の親子などを中心に約80名の参加者が集まりました。
まず、赤城山の自然保護活動推進協議会のメンバーの解説により、体育館壁面に投影された写真や動画とともに、覚満淵の植生・動物や、樹木への防護ネット巻きを行う理由を学びました。植物と動物のバランスが保たれている状態が理想ですが、動物が増えすぎると森の植物はダメージを受けます。覚満淵周辺でもシカの食害によってニッコウキスゲやブナの木などの貴重な自然への被害が目立ってきました。そこで、協議会では樹木の防護ネット巻きを継続しています。画像を見た後は、指導者の指導の下、覚満淵周辺で集められたドングリや松ぼっくり、シカの皮などを素材に、参加者はネイチャークラフトに挑戦しました。
初めての参加者がほとんど。「シカは年間20%も増えるほど繁殖力旺盛」「シカは県外からも移動」との解説者の言葉に、説得力を感じたようです。また、「自然の中には面白い形のモノがいっぱいある」との指導者の言葉を受け、ネイチャークラフトに熱中。思い思いの素材を選び出し、作品づくりに向き合っていました。「夫婦でペア作品を創りました」と話す参加者など、クラフトづくりを通して、楽しみながら赤城の大自然の魅力に触れたようです。
防護ネット巻きは、地元自然保全団体が長きにわたって実践してきた活動。「樹木へのダメージを少しでも減らしたい」との思いが活動の原動力になっています。今回、実際に体験はできませんでしたが、メンバーによる熱心な説明やネイチャークラフトを通じて防護ネット巻きの意義や覚満淵の大自然の一端に触れることができました。参加者は、覚満淵や鳥居峠の美しい姿を、別の機会に実際に味わいたいとの思いを強くしたようです。
◆主 催:上毛新聞社
◆協 力:赤城山の自然保護活動推進協議会