どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
東京新聞
東京都の西部に位置する奥多摩町は、全域が秩父多摩甲斐国立公園に含まれ、町の中心を多摩川上流が横断する自然豊かな町。観光客の多くはマナーを守る一方で、一部の人によるゴミの放置が後を絶ちません。奥多摩の自然環境を守るためTOYOTA SOCIAL FES!! では、山道での清掃活動とウッドチップ散布を実施しました。
11月23日(土)、奥多摩町福祉会館に約40人の参加者が集合しました。開会式では株式会社自然教育研究センターのスタッフで、奥多摩ビジターセンターのガイド・佐藤舞子さんが奥多摩の自然の魅力を紹介しました。「“森林美”と“渓谷美”に代表される奥多摩の自然が美しいのは、多様な生物や植物が生息しているから。この景観を守ることを意識しながら活動してほしい」。この言葉を胸に、一行は活動を開始しました。
紅葉で色づき始めた山々を望み、吊り橋から氷川渓谷を眺め、氷川渓谷遊歩道を歩いて景観美を満喫。しかし、一見きれいに見える山道にも所々に落ちているタバコの吸い殻や紙クズなどの小さなゴミ。参加者は次々とめざとく見つけて拾います。次のプログラムは「登計トレイル」の整備です。この山道は森林セラピーロードとも呼ばれ、医学的に実証された森林浴効果が楽しめる専用ロード。地面にはスギやヒノキの間伐材で作られたウッドチップが撒かれています。ふかふかな道は歩く人の足腰の負担を軽くし、人が直接土を踏まないことで川への土砂流入を防ぐ効果も期待できるといいます。参加者は、一般財団法人おくたま地域振興財団のスタッフが用意したウッドチップが入った袋を担いで山道を運搬。ウッドチップを道に撒くと木の香りがふわっと広がり「いい香り!癒される」と喜ぶ参加者の姿もありました。
閉会式では参加した学生が「初めて奥多摩に来たが、いい経験になった。このような環境活動にまた参加したい」と感想を話しました。この日はプリウスPHEVを「電源」としてプリンターに給電し、参加者の集合写真を印刷する取り組みも実施。運営協力として参加したトヨタモビリティ東京の奥山和昭さんは「今後も地域に貢献できる活動をしていきたい」とコメント。最後に参加者に向けて「美しい自然が残っているのは、自然を守ってきた人がいるから。今日皆さんもその一人になった。またぜひ奥多摩の自然を体感しに来てほしい」と佐藤さん。自然とともに生きる未来のために、皆さんも自然の尊さにあふれる奥多摩へ出かけませんか。
◆主 催:東京新聞
◆共 催:株式会社自然教育研究センター
◆協 力:(一財)おくたま地域振興財団