どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
北日本新聞社
富山湾の漂着ゴミの8割は、富山県内の市街地から河川を通じて流れついたものと言われています。豊かな海を未来に残すため何ができるかを考えてもらおうと「TOYOTA SOCIAL FES!!2024」が7月20日㈯、魚津市の経田漁港と魚津漁業協同組合旧経田支所で開催されました。約100人の参加者が海洋ゴミに関するレクチャーや海岸清掃などを通じて、富山湾の環境問題について理解を深めました。
開会式は、魚津漁業協同組合旧経田支所であり、トヨタカローラ富山の黒澤敏社長が「豊かな自然を守り続けるためにできることを楽しく学んでほしい」とあいさつしました。海洋ゴミに関するレクチャーでは、富山県生活環境文化部環境政策課の早坂英明さんが講師を務め、市街地から海へとゴミが流れ着いてしまう理由や、海の生物への影響などを説明。一人一人が環境美化への意識を高め、清掃活動を行う大切さを訴えました。
続いて魚津漁協組合長の濱住博之さんが、魚津港のサンマ漁船について船内を映した動画を見せながら解説。定置網漁業を営む藤吉水産代表取締役の舘雅尚さんは、地引き網で使う網を見せながら、漁の方法を説明しました。実際に網に触れることもでき、参加者は漁業に関心を高めていました。最後は経田海岸に場所を移し、海岸清掃を行いました。海岸には、缶や瓶、ペットボトルなど、さまざまなゴミが散乱していましたが、参加者約100名が丁寧に分別しながら拾い集めました。暑い中の作業でしたが、清掃を終えて見違えるほどきれいになった海岸を見て、参加者は充実した表情を見せていました。
活動の後、参加者からは「想像以上にゴミが落ちていてびっくりした」「初めて環境美化活動に参加した。学ぶことがたくさんあり、今後も環境問題について考えていきたい」などの声が寄せられました。一人一人が環境問題について理解し、自分ができることを見つけ実践していくことが環境保全につながります。一人でできることは、わずかなことに見えるかもしれませんが、今回の海岸清掃のように、みんなで力をあわせると、驚くほど大きな力になります。私たちが住む美しい富山を守り、未来につなぐために、まずは自分ができることから始めてみましょう。
◆主催:北日本新聞社
◆後援:とやま環境財団、魚津市
◆協力:魚津漁業協同組合