どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
福井新聞社
楽しみながら環境を守る意識を育てるイベント「TOYOTA SOCIAL FES!!」が、6月23日に開催されました。12回目となる今回は、北陸地方が梅雨入りした影響で、当日はあいにくの雨。予定されていた浜地海岸での清掃活動や地引網体験はできませんでしたが、場所を「越前松島水族館」に移し、約150名の子どもたちや保護者がプログラムに参加しました。
開会式の後、松原館長より海の生物と環境に関する講座が開かれました。越前松島水族館では約300種・7000匹もの生き物を飼育しており、多種多様な生き物たちがいる環境を未来につなげる必要があること、しかし、数多くの生き物が絶滅の危機に瀕していることなどが語られ、参加者たちは熱心に耳を傾けました。続けて松原館長は、「生き物が絶滅してしまう原因の一つが、私たち人間が出すゴミ。一見美しい福井の海も浜辺を歩くと様々な種類のゴミが見つかる」と指摘。「みなさんが発信源となって、まわりの人たちへ環境を守る大切さを広め、今日からできることとしてゴミを減らすことから始めてほしい」と語りかけました。
環境への意識が高まった参加者たちは、水族館の見学や触れ合いを楽しみながら生き物の多様性を学びました。イルカショーでは、華麗なパフォーマンスを堪能。イルカたちが、ペットボトルの破片などが原因で衰弱してしまうことを聞き、海のゴミを減らす大切さを改めて感じていました。その後、ペットボトルのキャップを活用してアート作品を作るエコキャップアート作りを体験しました。今回は、福井の海にも生息する世界最大級のタコ「ミズダコ」がモチーフ。エコキャップアートには、環境を守ることに加え、キャップをリサイクルすることで発展途上国にポリオワクチンを寄付するという意義があります。
エコキャップアートのレクチャーを受け、いよいよ作成スタート。設計図を見ながらパネルに色とりどりのキャップをはめ込み、ミズダコアートの完成を目指します。途中、間違いに気付いて修正したり、まわりと相談したりしてついに完成!参加者からは、「エコキャップアートを初めて体験できてよかった」「楽しみながらSDGsについて学べた」「今日をきっかけに、海の生き物を守るための活動を続けていきたい」といった感想が寄せられました。また、最初は難しく感じたエコキャップアートを、力を合わせて成し遂げられたことが嬉しいとの声もあり、みんなと一緒に環境のためにできることを考え、取り組むことの大切さを実感した様子でした。
◆主催:福井新聞社
◆共催:浜地里海を育てる会、みんなの海株式会社
◆協力:越前松島水族館、伸海エンジニアリング、浜地浜茶屋振興会