どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
奈良新聞社
川上村は吉野川の源流に位置する自然豊かな水源地の村。しかし近年は観光客やキャンパーが増え、ごく一部のマナー違反者により、大量のゴミが河川敷や森の中に捨てられるなど放置ゴミが大きな問題となっている。8月24日に環境保全の大切さを学び体験する目的で、村内にある自然を学び遊べる中井渓谷自然塾でゴミ拾い、自然観察、アマゴのつかみ取り、アマゴの塩焼きの試食などを行った。
集合した参加者は、アマゴ釣りなどができる中井渓谷自然塾まで、同村の環境教育施設「森と水の源流館」のスタッフと一緒にごみを拾いながら歩いた。到着後は子供だけではなく大人もアマゴのつかみ取りや塩焼きの美味しさに歓声をあげて、豊かな自然や歴史に親しんだ。川遊び客の放置ごみの問題など、参加者は課題を学び、環境意識を高めた。
川上村役場の今福和男・水源地課長は開会あいさつで「水のふるさとに関心を持ち、行動してくださる皆さんがいる限り、水は皆さんに届き、海まで流れていくでしょう」と継続的な取り組みに感謝。奈良市の小学5年杉本琴さん(11)は「源流がきれいに守られているおかげで私たちがおいしい水を飲める。村の自然や活動をもっと知りたい」と話した。環境保全活動に取り組む学生たちの団体参加もあった。神戸大学工学研究科博士課程前期2年の大坪優太さん(24)は「なかなか普段来ることができない自然に囲まれた場所で活動ができて良かったです。アマゴの手掴みは、実際やってみると燃えてきて必死になり、1匹捕まえることができました」と話し、畿央大学教育学部1回生の中尾伊織さん(18)は「来年もまた来たい」と笑顔で話した。
トヨタユナイテッド奈良の内藤博文さんは閉会挨拶で「トヨタソーシャルフェスは自然環境を守るために開催しています。川上村はゴミを持って帰っていただく、取り組みをされています。今日は美味しいアマゴを食べましたが、魚を守るためにも川遊びをした後は、ゴミを持って帰って、自然環境を守ってもらいたいです。展示しているMIRAIという車は、ガソリンを使わず水素燃料で走る車です。走行中は二酸化炭素が出ない車です。環境に少しでも良い車をトヨタでも販売していきながら環境保全に役だてていきたいと思っています」と結んだ。
◆主 催:奈良新聞社
◆共 催:川上村、森と水の源流館(公益財団法人吉野川紀の川源流物語)