どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
山陽新聞社
環境保全について学ぶ体験型イベント「TOYOTA SOCIAL FES!! 2024~海ごみゼロへ! 豊かな里海守るため~」が10月5日、備前市の鹿久居島で開かれました。岡山県内の親子連れや学生ボランティアら約130人が参加し、浜に打ち上げられたゴミを拾い集めました。また、環境学習を通じ、海が育んできた豊かな資源を守り伝えることの大切さを再認識しました。
同島がある同市日生エリアを含む瀬戸内海は、四方を陸に囲まれた閉鎖性水域で年間4500トンもの海ゴミが漂着しています。多島美を誇る瀬戸内海が日本初の国立公園に指定され、今年で90周年を迎えたことから、歴史と海の恵みについて考える機会にしてもらうため、クリーン作戦を企画しました。
JR日生駅前に集合した参加者は、チャーター船で同島北東の岩浜へ。普段人の出入りがない場所で、大量にたまったペットボトルや空き缶、発泡スチロールなど計430キロを回収。金属類、瓶類などに選別後、収集車に積み込みました。ノートルダム清心女子大学3年藤森さくらさん(21)は「想像以上のゴミの量で、みんなと協力し浜をきれいにでき、達成感を味わった。機会があればまた参加したい」と話していました。また、往復の船内では、日生町漁業協同組合が同エリアで約40年にわたって取り組んでいる海草・アマモの再生活動について、同組合の天倉辰己専務理事が映像を交えながら紹介。アマモ場が増え、海の環境保全に寄与している現状に理解を深めました。
また、同駅前では、電気自動車のバッテリーから給電し、扇風機を回すデモンストレーションや、ハイブリッドカーの展示もありました。地球温暖化で自然災害が多発する中、防災の観点から外部給電ができる車種への関心は高く、家族連れらが見学していました。青空と太陽の光が降り注ぐ下、参加者は、往復約1時間の〝船旅〟も体験。船上から、日光を受け、きらきらと反射する海面や緑豊かな島々を眺めながら、ふるさとの景色と環境を守るため、何をすべきかを改めて考え、きれいな環境を次世代につないでいく決意を新たにしました。
◆主 催:山陽新聞社、一般社団法人みんなでびぜん
◆協 力:備前市、日生町漁業協同組合、環境部ECOLO、ノートルダム清心女子大学、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)