どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
山口新聞社
6月29日(土)は、梅雨の真っただ中で天候も心配されましたが、雨も降ることなく開催できました。3年目となる下関市豊北町が会場。集合場所のホテル西長門リゾートには、家族連れや大学生、自治体、企業などから約130人が集まってくれました。今年も子どもから大人まで海に関わる体験を通して、海の大切さと怖さ、楽しさを感じてもらい、将来を担う子どもたちの海難事故防止にもつなげていくのが目的です。
主催のNPO法人コバルトブルー下関ライフセービングクラブ・新名文博さんから説明があった後、同ホテル敷地内にあるビーチで清掃活動を始めました。参加者は角島や角島大橋を眺めながら全長約800mの砂浜を歩き、破れた漁具や海藻、空き缶、プラスチックごみなどを回収しました。山口県が進める「海洋プラスチックごみアップサイクル事業」にも協力し、拾ったごみを分別。ポリタンクから買い物かごにリサイクルしている取り組みの説明も受けました。
海岸清掃の後は、海難事故防止につなげるため、ライフセーバーの説明を聞きながらライフジャケットの着用を教えてもらい、海に入り実際に浮かぶ体験をしました。最後は、サップ、カヤックなどマリンスポーツを楽しみました。子どもたちは水上オートバイに引かれるバナナボートやサーフィンをして大盛り上がり。海の遊びを満喫しました。参加者からは「弁当殻などたくさんのごみを拾った。海岸もきれいになって楽しかった」(6歳女児)「これを機会に目の前のごみを拾うなど、些細なことからでも自分でできることを始めていきたい」(男子大学生)などの感想が多く寄せられました。
2002年から海岸清掃の活動を始め、2012年にNPO法人を立ち上げた新名さん。「私たちとしては海を好きになってほしいのが一番。コロナ禍で失った楽しい時間をしっかり遊んで取り戻してほしい」と話します。長年、地元の海を見守りながら現在は過疎の問題についても考えています。将来子どもたちが戻ってきたい、移住者が住みたいと思える魅力的な仕事づくりを意識しながら、世界に誇れる美しい海が広がるこの地域を次世代へ残すための取り組みは続きます。
◆主 催:NPO法人コバルトブルー下関ライフセービングクラブ
◆共 催:株式会社みなと山口合同新聞社(山口新聞)
◆協 力:ホテル西長門リゾート