どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
徳島新聞社
徳島駅から車で10分、吉野川に広がる吉野川河口干潟は、レッドデータブックに掲載されているシオマネキの生息地であり、全国各地の干潟で姿を消しつつある様々な希少生物たちが観察できます。2024年8月3日(土)、私は「徳島環境保全プロジェクト」として、河口の環境保全に取り組む「とくしま自然観察の会」と協力し、シオマネキの生息地を守るための清掃活動を行いました。
当日は、吉野川河川敷に集まった参加者たちが、まず「とくしま自然観察の会」のメンバーから住吉干潟の現状や、今回の清掃活動の目的について説明を受けました。その後、参加者たちは、干潟に生息するシオマネキやトビハゼなど、希少生物の観察を行いました。シオマネキが無数の穴から顔を出したり、片手の大きなハサミを動かしたりする様子や、トビハゼが泥の上を這い回り、ジャンプしながら移動する様子に、皆興味深く見入っていました。観察を終えた後は、堤防上の道を300㍍ほど歩いて吉野川の川辺へ移動し、流れ着いたペットボトルや空き缶、ビニール袋などを回収しました。ゴミ袋はすぐにいっぱいになり、35袋分のゴミが集まりました。
清掃活動中、参加者たちは「思った以上に、さまざまなゴミや流木が落ちている」「上流から流れてきたのだろうか?」と驚きながら熱心に作業に取り組んでいました。徳島穴吹カレッジの学生、村雲俊さんは初めて訪れた干潟はとてもきれいでしたが、日常生活で出るゴミがたくさん落ちていることに驚きました。さまざまな生き物の生息地を守るためにも、こうした清掃活動を続け、美しい吉野川の風景を守りたい」と話し、活動の継続の重要性を訴えていました。
約1時間の清掃活動を通じて、40㍍ゴミ袋35袋分のゴミが回収されました。活動終了後、参加者たちは美しい吉野川面や野鳥の群れ、大鳴門橋や阿波しらさぎ大橋を眺めながら、自然の豊かさと大切さを改めて実感していました。特に、子どもたちがシオマネキなどの生物を楽しそうに観察する姿が印象的で、今回の取り組みが地域への誇りを育み、次世代に美しい環境を引き継ぐための重要な一歩であることを感じました。今後もこのような活動を継続し、美しい吉野川の自然環境を守る取り組みを進めていきたいと考えています。
◆主 催:徳島新聞社
◆後 援:四国放送、エフエム徳島、エフエムびざん
◆協 力:とくしま自然観察の会