どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
高知新聞社
横浪半島は、須崎市と土佐市にまたがる美しい地域で、特にその複雑で変化に富んだリアス海岸が特徴です。この地域は県立自然公園に指定されており、豊かな自然環境が広がっています。しかし、地球温暖化の影響は日本全体に及んでおり、高知県も例外ではありません。特に海水温の上昇は、水産資源に大きな影響を与えています。これにより、漁業や海洋生物の生態系が変化し、資源の確保が難しくなってきています。まずは自分たちが住む海域の環境を知るため、ドラゴンカヌーで海をツーリングしながら、豊かな自然と海の生き物について学びを深めてもらいました。
7月20日(土)、横浪半島の内湾に位置し、波も風も穏やかな須崎市の浦ノ内湾にある「よこなみアリーナ」に子どもから大人まで約100人が集まりました。初めに高知大学のサークル「かめイズム」の水本悠斗さんに研究しているウミガメの生態や横浪半島周辺の海の生き物について講演してもらいました。水本さんは、横浪半島に住んでいる生き物についてクイズを交えながら紹介し、地球温暖化や環境汚染が海にどういった影響を与えるのかについて話しました。私たちが海の生き物を守るためにできる環境保全活動の大切さを学ぶことができました。続いてドラゴンカヌーをするために海へ。当日は梅雨明けの翌日で強い日差しが照り付け夏の到来を感じさせる暑さの中、参加者はまずドラゴンカヌーで浦ノ内湾をツーリング。海の中の生き物や横浪半島の自然を身近に感じ、環境保全の意義を考えることができました。その後4チームに分かれドラゴンカヌーでの競争を実施。各チームが掛け声を出し合いオールをこぎ、白熱したレースを楽しみました。
今回の活動を通じて参加者からは、「地球温暖化が進行していることが分かった」「プラスチックごみを海に出さないことが重要だと知った」などの感想が寄せられました。海と私たちの生活は密接に関わっており、日々の行動が海の環境に影響を与えることを理解することが重要です。例えば、プラスチックごみの削減など、日常生活でできる小さな取り組みが、環境への負担を軽減する一歩になります。環境への影響を減らすためには、一人一人の行動が必要です。ドラゴンカヌーのように一人の力は小さくとも、全員が協力することで大きな力となります。今後も豊かな自然を守る意識を持ち、この行動を続けていく意義を再認識しました。
◆主 催:高知新聞社
◆共 催:すさきスポーツクラブ
◆後 援:須崎市