どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
長崎新聞社
「恐竜」という言葉にどんなイメージを持っていますか? 私たちの生活とは結び付かない、遠い昔の生き物?今年の長崎でのTOYOTA SOCIAL FES!!は、そんな常識を覆す、わくわくドキドキする活動でした。小雨がちらつく11月10日、恐竜好きをはじめとする約60人の参加者が集まりました。かつて恐竜が歩いたと言われる海岸が今日の活動の舞台です。
みんながやってきたのは長崎県長崎市の「長崎のもざき恐竜パーク」。多くの化石が発見される野母崎エリアに2021年にオープンした新しい公園です。目の前には雄大な海が広がります。じつは今、この海でとある問題が発生しているそう…。それは、海洋ゴミの漂着問題。長崎市環境部ゼロカーボンシティ松山係長がクイズ形式で分かりやすく教えてくれました。引っ掛け問題に笑いが起きたり、解説に「へ~」という声が上がったりと大盛り上がり。ポイ捨てされたゴミが海に流出して海岸に漂着することを知り、海洋ゴミを減らすためには、1人ひとりの心掛けが大切なのだと実感しました。
今日はあいにくの雨で、予定していた海岸清掃は残念ながら中止に。その代わり、ベネックス恐竜博物館を見学することに! じつはここは、全国に3つしかない恐竜博物館のうちの1つ。スケールの大きな化石を前に、みんな、学芸員の竹内一真さんの解説に聞き入りました。雄たけびを上げた後にこちらを静かに見つめる恐竜ロボットの瞳は、何かを語り掛けているようにも感じました。
多くの生き物たちが生息している恐竜パークを悩ませているゴミ問題は、人類の行動によって起こったもの。そう考えると、かつて恐竜の目に映った海は、どれほど美しかったことでしょう。恐竜に興味があって参加したという学生は「ゴミ問題などを学んで、ほかの生き物に優しくしようと思った」と語りました。今、私たちの目の前に広がる雄大な海は、恐竜たちが残してくれたもの。人類も、未来のすべての生物のためにこの景色を守っていかなければなりませんね。恐竜時代からの学びを通して、未来の生物多様性について思いをはせる1日となりました。
◆主 催:長崎新聞社
◆後 援:長崎市
◆協 力:長崎のもざき恐竜パーク・ベネックス、恐竜博物館、長崎女子短期大学