どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
宮崎日日新聞社
食卓に並ぶ魚介類、気候の調整や水質の浄化、レジャーに癒し…。わたしたちは海の多様な命の世界から、生きていくためのたくさんの恵みをもらっています。今年のTOYOTA SOCIAL FES‼は7月27日、宮崎市のみやざき臨海公園サンビーチ一ツ葉で開催。学生や親子連れ50人が海洋生物の危機を学び、マリンスポーツと清掃活動を通して身近な海に親しみました。
宮崎海洋高校教諭による座学は宮崎の自然を象徴する海の汚染と海洋生物について。海水1滴に1万匹いるプランクトンは光合成によって大気中の酸素の70%を作り、二酸化炭素を海底に閉じ込める現象を画像で紹介。温度変化の少ない海水は気候を穏やかにするなど地球環境を支えていることを説明しました。きれいな水を流し、プランクトンを発生させないと魚が取れなくなることや、アカウミガメやクジラなどの体内からプラスチック片が見つかっていることにも触れ「生活の場である海を身近に感じ、環境を意識して過ごさないとしっぺ返しを食らう」と訴えました。
「水が冷たくて気持ちいい!」。青空の下ではカヌーとスタンドアップパドルボード(SUP)を体験。乗り方を教わった参加者たちは一斉に海へとこぎ出し、こつをつかむと笑顔で波に揺られていました。最後にビーチのゴミを全員で拾いました。投棄された漁網に絡まって海洋生物が衰弱するゴーストフィッシングに興味を持ったという宮崎大農学部海洋生物環境学科4年生の2人は「海を守るためにできることを自ら行動し、ビジコンや発表の場でPRしたい」と笑顔を見せていました。
大きな生きものから目に見えないものまで、いろんな種類の生きものが多様につながり、重なり合ってできていることを知った参加者たち。海は思っているより身近で、多様な命の世界の住人の一人として未来の世代へつないでいくことが欠かせません。「まずはマイバック、マイボトル」「プラゴミを極力出さないよう意識したい」「アイドリングはやめよう」「晴れた日は自転車通勤もいいね」。食やレジャーで楽しませてくれる海を大切に、自分たちが守っていくことを真剣に考えた一日となりました。
◆主催:宮崎日日新聞社、マリンパークス
◆協力:宮崎県立宮崎海洋高等学校