どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
北海道新聞社
自然に触れ合い、環境の大切さを学ぶクリーン北海道プロジェクト。14年目となる今年も、道内各所で計7回の活動を行います。第2弾は苫小牧で開催された、動物や自然に触れる体験を通して、人と自然の共生や生き物の大切さについて学ぶ様子を紹介します。好天に恵まれた開催日の6月28日、苫小牧市内や近郊から親子連れなど約90名が参加しました。
会場となったノーザンホースパークには、引退した競走馬やポニーなど約80頭の馬たちが生活しています。一方で、近年はフランスギクなどの指定外来種が周辺に広がり、生態系への影響が懸念されています。豊かな自然環境を守るには、こうした外来植物の駆除が欠かせません。また、今年も帯広畜産大学・柳川教授によるヒグマの生態についての青空ミニ講座が開かれ、参加者たちは興味深そうに講師の話に聞き入り、剥製に触れる体験に目を輝かせていました。
参加者たちは園内に広がるフランスギクなどの外来種を次々と手で抜いていき、わずか1時間で90リットルのゴミ袋約40袋分を回収。環境保全への手応えを実感することができました。作業後は引き馬体験などのアクティビティタイム。明るい日差しのもと、馬の力強さや温かさを間近で感じ、笑顔が広がりました。参加した山田宏枝さん(39歳)は、「今年は花がたくさん咲いている状態でフランスギクを抜くことができ、昨年よりも多く駆除できたので、来年は少しでも減っていてくれたらうれしいです。来年もぜひ参加したいです」と話していました。
この日は苫小牧としては珍しく気温が高めでしたが、緑に囲まれた心地よい環境のなかで、参加者たちは清々しい気持ちで活動を終えることができました。馬との触れ合いや外来種の駆除を通じて、生物多様性や自然との関わりについて深く考えるきっかけとなり、ふだんの暮らしの中で自然に目を向ける意識が高まった様子がうかがえました。ふるさとの自然を守るために、自分たちができることから始める――そんな想いを育むプロジェクトの今後にも、どうぞご期待ください。
◆主 催:ノーザンホースパーク
◆後 援:北海道新聞社
◆企画制作:北海道新聞社営業局
さまざまな取り組みを通して自然に触れ合い、環境の大切さを学ぶクリーン北海道プロジェクト。14年目の今年も道内各所で計7回の活動を行います。第1弾は旭川・江丹別川で行われた特定外来生物ウチダザリガニの駆除活動を通し、自然を守る大切さを学ぶ体験の様子をご紹介します。最高気温28度の夏日となった6月14日、親子連れや高校生など111名が参加して開催されました。
豊かな自然が身近に存在する旭川市ですが、市内の江丹別川ではウチダザリガニが確認されており、在来の水生生物や生態系に悪影響を及ぼしています。ウチダザリガニが旭川市で初めて発見されたのは2005年。以来、市民団体や旭川市生物多様性推進協議会が協力して、継続的な防除活動を行ってきました。今回も旭川市内外から多くの参加者が集まり、力を合わせて駆除作業に取り組みました。
炎天下の中、参加者たちは胴長を着てざぶざぶと川に入り、網を使って水中のザリガニを探しました。例年の活動の成果か、今年はザリガニの数が少なく、見つけるのに苦労しましたが、前日に仕掛けたわなにかかっていたものを含めて200匹以上を捕獲することができました。その後、塩ゆでにされたザリガニの試食も行われ、参加者からは「甘い」「エビみたいな味」「塩味がちょうどいい」「おいしい」などの声が上がりました。参加した新谷博さん(11歳)は「ザリガニが意外に大きかった。1匹しか獲れなかったけど、川が冷たくて楽しかった」と笑顔で話してくれました。
ザリガニが見つかった瞬間には歓声が上がり、誇らしげに手にする姿があちこちで見られました。冷たい川の水に触れながら、子どもから大人まで夢中になって川と向き合い、楽しく学びのある時間を過ごしました。駆除活動を通して、地域の自然環境を守るための取り組みに実際に参加することで、自然への関心や保全意識の高まりを感じた参加者たち。毎年行ってきた駆除活動の手応えを感じ、継続することの大切さを実感できました。今後の活動への期待も高まります。
◆主 催:旭川ウチダザリガニ防除隊
◆後 援:旭川市、北海道新聞旭川支社