どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
山形新聞社
天童市にある県総合運動公園は「スポーツ・レクリエーションのメッカ」。サッカーJ2・モンテディオ山形のホームゲーム開催時は大勢のサポーターでにぎわうほか、スポーツを楽しむ人たちの姿が絶えません。緑豊かな中で爽やかな汗をかくためにも良好な環境は不可欠。11月8日に行われたTOYOTA SOCIAL FES!!には県内外の約110人が参加。競技形式のゴミ拾い「スポGOMI」を行いました。
10のチームに分かれ、決められたエリア内で45分間に拾ったゴミの量と歩数、環境に関するクイズの正解数をポイントにして競いました。「ゴミ」とは「自然に返らない人工物」のことで、落ち葉は対象外。ルールや環境の現状などに関する説明の後、「ゴミ拾いはスポーツだ!」の掛け声とともにスタートしました。
紅葉の美しい公園内は手入れが行き届き、一見するとゴミはないように思えます。参加者たちはクマに備えて鈴を装着し、落ち葉をかき分けたり、物陰を確認したりしてゴミを探しました。その気になって細部を見ると、建物と建物の間に壊れた傘や空き缶などが集まっていたり、駐車場の近くにたばこの吸い殻やビニール袋が落ちていたりといった場面に遭遇しました。「分からないと思って捨てていくのかな…」と困惑した表情を見せる参加者も。制限時間内にたくさん歩いてほんのり汗をかき、集めたゴミの合計は約1キロになりました。続いてのワークショップでは、お寺や葬儀場で一度使ったろうそくを原料にオリジナルのキャンドルを作りました。色の付いた角切りのろうをカップに入れ、そこに透明のろうを流し込んで完成です。
人知れず捨てられたプラスチックゴミがそのまま放置されると、分解されないまま細かく砕かれ海に運ばれます。こうしてできたマイクロプラスチックは世界で1億5千万トンに上るともいわれ、年に数百万トンの規模で増えています。ポイ捨てしたゴミ一つ一つは小さくても、それが積み重なり取り返しのつかない事態になってしまっています。参加者からは「ゴミを捨てないことと同時に、他の人にも環境を守る大切さを伝えたい」との声が聞かれました。「環境保全は小さなことから」を実感した一日でした。
◆主 催:山形新聞社
◆後 援:山形県、天童市、株式会社モンテディオ山形
◆協 力:美しい山形・最上川フォーラム、JCC(山形大学ボランティアサークル)、山形大学生協学生委員会OH、ONE!?、山形県学生環境ボランティア(やまカボ・サポーター)
◆企画・制作:山形新聞社