どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
高知新聞社
【TSF!!2022】高知開催
森林率全国一を誇る高知県。緑豊かな自然は高知の財産である一方、手入れが十分に行き届かないと、豪雨発生時には土砂崩れ等、大きな災害を引き起こす危険をはらんでいます。
山の環境を知ることは川や海、周辺の生態系を守る第一歩となり、私たちの暮らす高知を守ることに直結します。本年度は、土佐山を拠点に活動する「土佐山アカデミー」と連携し、土佐山の里山について学びつつ、事前に採取した植物でクラフト作りに挑戦しました。
開催当日は抜けるような青空、そして山間の少し冷んやりした空気の下「土佐山夢産地パーク交流館かわせみ」でTOYOTA SOCIAL FES!!2022in高知がスタート。現地には約70人、オンライン視聴でも多数が参加。第1部は高知大学名誉教授の石川慎吾先生に土佐山など里山の植生について講演してもらいました。生涯で40万枚の標本を作製し、約1500種類もの植物に命名した牧野富太郎博士と土佐山との関わり合いに触れる場面もあり、参加者は興味津々。実際に名付けた植物を見て「普段見慣れた植物の名前の由来が分かってとても身近になった」とうなずいていました。
続いて第2部は事前に土佐山で採取した植物を使ってクリスマススワッグを作りました。講師はフラワーアレンジメント教室などを開催されている、SOU flowerの田井東結さん。現地の方は会場内に準備された数十種類の植物を、オンライン視聴の方は事前に送付したキットの植物を組み合わせて、各々オリジナルスワッグを制作。講師のアドバイスに耳を傾けながら、制作作業に集中する参加者の皆さん。試行錯誤しながらも完成にこぎつけた参加者からは「沢山の植物で色鮮やかなスワッグが作れてうれしい」と満面の笑み。友達連れ、ご家族連れ、画面越し、皆それぞれが〝土佐山の恵み〟を使ったクラフトを存分に楽しみました。
今回のプログラムで使用した種類豊富な植物は、土佐山の自然が長い時間をかけて育んできた「恵み」であることを学びました。この豊かな自然を守るために私たちができること、環境保全の重要性を改めて認識する機会となりました。
◆主 催:高知新聞社
◆共 催:特定非営利活動法人土佐山アカデミー
◆後 援:高知市