どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
千葉日報社
【TSF!!2021】千葉開催
2021年11月6日(土)千葉県でのTOYOTA SOCIAL FES!!は、『私たちにできること 未来につなぐSDGs14「海の豊かさを守ろう」』をテーマに、千葉県館山市”渚の駅”たてやまの施設内を会場としてオンライン配信で実施しました。
まずはじめに、専門家を講師に迎え館山湾に暮らす海洋生物について知識を深め、湾内にすむウミホタル発光実験を行い動画撮影を実施。画面いっぱいに幻想的な青色が輝き、花火のようにはかなく散る感動的なシーンを捉えることができました。次に、海岸への漂流物などを画面越しに観察して海洋ゴミがどこから来ているのかについて学びました。学習の成果は「謎解きクイズ大会」で確認し、豊かな海を守る方法を確認しました。
千葉県の南房総エリアでも、世界的な問題になっている地球温暖化や海洋ゴミの漂着があります。海水温の上昇により、これまで生息していなかった海洋生物が見られ、生態系の変化が起こっています。また、海洋ゴミの漂着による環境汚染が進み、海洋生物が食べるケースもあります。その結果、食物連鎖の頂点にいる人間の健康にも影響を与えるのです。
館山の沖合では暖流の黒潮と寒流の親潮が交わるため、さまざまな海洋生物がすむ豊かな漁場となってます。風光明媚な海岸線が広がり、おいしい海産物もあり、観光地としても魅力的です。ただ、波打ち際をみると、海洋ゴミが漂着している場所があり、海洋プラスチックゴミとして海を汚染する環境問題なども起こっています。豊かな自然を次世代へ繋いでいくためにも、私たちの生活から変えられることは沢山あるはず。この活動を、みんなで一緒に豊かな自然を守っていく第一歩にしていきたいですね。
千葉県では新型コロナ感染拡大防止のためにオンラインの開催でしたが、参加者が一体感を持って参加できる取り組みとして、海の生物や環境問題などをテーマにした謎解きクイズ大会を行いました。また、屋外には「給電訴求ブース」を設けて、展示のハイブリッド車両を電源として大型モニターで活動の様子を放映し、渚の駅の来場者に自由に観覧していただきました。例年の「体験・体感」できる取り組みに、コロナ禍に対応した「伝える」企画を盛り込み、人と人との繋がりが感じられるような内容を届けられたのではないでしょうか。
私たちの暮らしは文明の発達によりとても便利になっています。その半面、エネルギー源や工業製品の生産など環境負荷が高く、自然破壊につながってしまう課題もあります。プラスチックなどの自然にかえらないゴミ問題も深刻です。今ある豊かな自然を未来に繋げていくためにも、まずは生活ゴミなどによる環境汚染が起こらないように環境美化を普段から心掛けることが重要です。来年以降も皆さんと一緒に清掃活動などに取り組んで環境問題を少しでも改善し、未来を良くするために一歩ずつ前進していきたいですね。参加してくださったみなさん、ありがとうございました!