どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
東京新聞
東京都の西部に位置し、森林面積が町全体の9割を占める奥多摩町。自然あふれるスポットとしてアウトドアを満喫しに多くの人が訪れる一方、近年は放置されるゴミの増加が問題になっています。奥多摩に生息する動植物と、そこで織りなす生態系のサイクルを守るため、TOYOTA SOCIAL FES‼では、奥多摩の氷川渓谷で清掃活動を行いました。
9月2日(土)、多摩川の上流部にある氷川渓谷の川岸に、約40名の参加者が集まりました。初めに株式会社自然教育研究センターのスタッフで、奥多摩ビジターセンターのガイド・佐藤舞子さんが奥多摩の自然の魅力、生態系保全の大切さについて話をしました。「この渓谷に多く生息するカゲロウなど水生昆虫は森の植物の葉などを食べ、キセキレイなどの鳥は水生昆虫を餌にする。奥多摩の川魚の代表格であるヤマメは、森が川に木陰をつくるおかげで冷たい水の中で生きられ、多摩川の水を利用する私たちもこのつながりの中にいる。自然がゴミで汚されると生き物たちのすみかが減り、この循環が失われることを知ってほしい」。佐藤さんの言葉に、参加者は環境保全の意義を噛み締めました。
参加者たちは2カ所に分かれて清掃活動を開始。一見するとあまりゴミがないように見える川岸ですが、バーベキュー用の炭、たばこの吸い殻、鉄くず、ガラスの破片などが小石の間に隠れているのを見つけます。「細かいゴミが多い印象。他にもまだ小石の下に埋もれているのかも」と、トングで小石をどかし、根気強く探す親子も。ときには手を止めて小石に止まったアキアカネを観察するなど奥多摩の自然を楽しみつつ、清掃活動を行いました。
予想以上の量のゴミが集まり、イベントは終了。閉会式では参加者の関根菜帆さんが「奥多摩の大自然に触れて、この自然を大切にしたいと思った。今後もこのような活動に参加したい」と感想を述べました。同じくイベントに参加したトヨタモビリティ東京の奥山和昭さんは「自然は生態系の絶妙なバランスで成り立っていることを知った。これからも地域に寄り添った活動をしていきたい」と話しました。参加者に向け「今日の体験をきっかけに、奥多摩の自然や環境保全への関心を深めて」と佐藤さん。一人ひとりの行動が、自然と人が共生する未来をつくります。
◆主 催:東京新聞
◆共 催:株式会社自然教育研究センター