どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
京都新聞
400万年という長い歴史を持つ古代湖であり、日本最大の湖である琵琶湖。「近畿の水がめ」ともいわれており、約1450万人の暮らしを支えています。10月28日(土)に草津市の滋賀県立琵琶湖博物館で開催した「TOYOTA SOCIAL FES!!」では、約100人が参加し、学芸員の方と、はしかけグループ森人(もりひと)の皆さんから、琵琶湖と森林の関係について学びました。
滋賀県の森林は県面積の約1/2、琵琶湖は約1/6を占めており、豊かな森林が琵琶湖を育んでいるといえます。学芸員の美濃部さんによる「琵琶湖と森のつながり」のお話の中では、森林は水を蓄える、二酸化炭素の吸収、土砂崩れの防止、人々にやすらぎや癒やしを与えてくれるといった役割を持っており、適切に管理していくことが必要だと説明がありました。
「びわ博の森」と樹冠トレイルを散策しながらのクイズラリーでは、縄文人が食べていたといわれるイチイガシのドングリを拾ったり、ドクダミの匂いをかいでみたり、メタセコイアの化石の葉と生きている葉を見比べてみたり、9つのミッションに挑戦。はしかけグループ森人の皆さんから出題されるクイズに答え、解説を受けながら、森林への理解を深めました。参加者からは「子どもたちもすごく楽しく体験でき、木や葉っぱ一枚一枚に色々な特徴があることが知れ、貴重な体験になった。これからの生活でもゆっくりと木を観察してみたい」といった感想が寄せられました。
森林を知るためには、実際に行ってみることや、木製品を使ってみることが大切です。県産木材「びわ湖材」を使用した製品にはロゴマークが表示されています。森林は持続可能な資源といわれており、大きく育てた後は伐採して木材として使用し、新たに植樹をして育てていくという50〜100年をかけた森林の循環をつくっていきます。今回の取り組みを通して、琵琶湖だけではなく、その琵琶湖を育んでいる森林についても目を向けて大事にしていくきっかけになればと思っています。今の私たちの活動が未来につながっていきます。
◆主 催:京都新聞
◆共 催:滋賀県立琵琶湖博物館
◆後 援:成安造形大学