どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
11年間で約10.1万人もの方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
京都新聞
豊かな自然と文化遺産に恵まれた京都ですが、近年は地球温暖化の進行に伴う気候変動により、猛暑や豪雨などの異常気象が増加しています。9月9日(土)に京都市で開催した「TOYOTA SOCIAL FES‼」では、約100人が参加し、環境にやさしい循環型社会を目指して緑の大切さについて学びました。
「緑のまちづくり学習」では、環境政策を学ぶ同志社大政策学部小谷ゼミの学生が、地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出を減らすため、資源循環や緑化を進めることが、よりよい地球の未来につながると訴えました。燃やすごみを減らすには、不用品に新たな価値を付けて再利用する「アップサイクル」の方がリサイクルよりも地球にやさしい取り組みだと紹介。また、地域緑化は二酸化炭素の吸収やヒートアイランド現象の軽減につながると解説しました。
今回は、本来廃棄されるはずの消防ホースのアップサイクルを体験しました。消防ホースの寿命は約10年で、きれいな状態でもごみとして捨てられてしまうところを、プランターとして再利用。ホースに絵付けを行い、参加者オリジナルのプランターを制作しました。また、絵付けする際に使うパレットには卵が入っていたプラスチックケースを、絵付け型は使用済みクリアファイルを使用するなど工夫しながら実施。絵付け後は、落ち葉たい肥を使用したコンポストを混ぜ込んだ土を入れて、キバナコスモスを植え付けました。参加者からは「子どもにも分かりやすい説明で充実した時間が過ごせた」といった声がありました。
自宅にプランターを置くだけでも緑化活動になり、緑豊かなまちづくりにつながります。一緒にプログラムを実施した同志社大生からは「現状を一人で変えることは難しいかもしれないが、みんなで意識すれば少しずつ変わってくる。学んだことを共有することで、緑の輪を広げていっていただきたい。一人一人の、環境にやさしい行動をしよう、という意識がより良い地球の未来につながる。」という言葉がありました。今回の取り組みを通して、少しでも資源循環や緑化について考えるきっかけになればと思っています。
◆主 催:京都新聞
◆共 催:同志社大学政策学部 小谷ゼミ
◆後 援:同志社大学